少年メリケンサック ★★★☆☆

2009-10-31 (土)

映画TVラジオ

大好きな宮藤官九郎の監督/脚本である。
クドカンの何が好きかって「くだらないことに一生懸命」ということに尽きる。この「くだらなさ」についていけないヒトは、全然面白くないのがクドカンドラマだったりもする。ところが、自分が監督するとなると、なぜだか「くだらなさ」のパワーが落ち、全体のバランスが悪くなるのもクドカンの特徴。「真夜中の弥次さん喜多さん」では、「初監督でこれだけ撮れるのか」と感心したものの、今回は「監督兼務だとこうなっちゃうのかな」と印象を改めた。
キャスティングから疑問点がいくつか。佐藤浩市、なんだか惜しい。「マジックアワー」のフリキレ感がない。田辺誠一が短い出演時間で妙な存在感を放っているのと正反対である。もっとも好きな俳優さんなだけに、役との相性の悪さを感じる。あと、ユースケサンタマリアも。「音楽寅さん」のコントと同じテンションの芝居なのだ。ユースケがでる場面だけ「映画」な雰囲気がなくなってしまう。
宮崎あおいも、いい場面とそうでない場面の差が大きい。これはキャスティングというより、演出の部分か。演出といえば、バンドが人気になっていく過程があまりに唐突。その前に一度「夢落ち」のシーンがあるので、余計にピンとこない。もやもや感の続く部分となってしまった。
クドカンらしい「くだらなさ」がときどきスパークするので、何度も声を出して笑ってしまう。面白くないわけじゃないのだ。それだけに、全体的なつくり込みの「甘さ」が勿体ない。クドカンは脚本に専念して、一歩醒めて眺める監督がいた方がいいのかもしれない、と偉そうに思ったところですた。
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[memo]

・9時間爆睡。疲れてたのね自分。7時起床。
・のんびりした朝食後、掃除、洗濯(膨大)、庭の落ち葉広い、園芸ゾーンの手入れなど。
・たっぷり汗をかいたので昼はソーメン(10月なのに)。
・実家にケータツを迎えに。咳が出ていて、まだまだ病人な感じ。早く治れ。

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久々の休日感

2009-10-30 (金)

余談

日曜日に予定されていた保育園の登山が悪天候のため中止になった。これで、土日がまるごと空いた。嬉しい。
今月から来月にかけて何かと行事が多く、スケジュール表が「黒い」週末が続いていたのだ。土日まるまるお休みっていつ以来?次はいつ?
土曜日はたまった洗濯物や掃除をバッチリやって、この夏食べ損ねたうなぎを食うとしよう。天候が崩れる日曜日は、家にこもって読書三昧、映画三昧。
ふふふ。想像するだに楽しそう。<インドアマンの本性

[memo]

・11月の出張計画。後輩Kちゃんがアイドルコンテストに合格。R社来訪準備。長計会議。N山節が炸裂。
・家人の仕事が遅くなったついでにハナと3人で外メシ。「Pilow」。これは旨い。特にピザがすごい。低料金なのに満足度高い。3人で¥8000ちょっと。

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ふぞろいの写真たち

2009-10-29 (木)

デザイン

近々、仕事でつかうブログ用に、風景写真を撮影した。
テーマは「ふぞろいの林檎たち」。なぜ今さら「ふぞろい」?…ということは横に置いといて、やはり「ふぞろい」といえばオープニングの映像が印象的だ。なんとかそのイメージをぼくら流に再現したい、と思いつつ、さっそく撮影に挑む。
やってみるとこれが案の定難しいのだった。電線が邪魔をしたり、背景のビル自体が美しくなかったり、手が見切れてしまったり、文字とうまく被らなかったり…。そしてリンゴをキレイに投げるのがまた難しい。カメラマンも寝っ転がったり、伸び上がったりで大騒動である。あ。カメラマンってぼくなんだけどね。
幸いにして、今日は天候が素晴らしかったのと、編集でうまく処理することができたので、いいブログ看板ができるんじゃないか(と思う)。ロケハンから撮影まで1時間、画像のチョイスと処理まで入れても2時間ほど。ぼくらってホントいい仕事するなあ…と自画自賛しつつ、最終デザインチームにデータを送付した。
さて、こっから先が長いんだよな。うまく世に認知されますかどうか。

[memo]

・体調悪し。昼にユンケル飲んで少し復調。
・新ブログの件。タイトル、設定、看板など。撮影まで。錯綜気味。

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脅威のパワースポット・高千穂

2009-10-28 (æ°´)

身体

さる方のアテンドで高千穂へ。
昔、仕事で担当していたエリアで、何度も通った場所である。しかし、「観光」という視点ではなかったので、「みるべき場所」をキチンと回ったことがなかった。アテンドしつつ、自分が勉強になった1日だった。
高千穂は、かの江原なんとか氏も「ものすごい場所」と言っているくらい、なんらかのパワーが集まっているらしい。突如川に入ってミソギもしたそうな。実際、そういうポイントに行くと、同行者たちが全員(!)「ここは妙にあたたかい」とか「手がビリビリしびれる」とか言うのだ。うおー。さすがパワースポット高千穂。
でも、誠に残念なことに、ぼくには霊感とか第六感とかそういう能力はないみたい。どんだけ神経を集中しようが、逆に、何も考えずにぼんやりしようが、どうやったって、なーんにも感じない。石は石、崖は崖…でしかない。一瞬、「お。鳥肌がたった」と思ったら、単なる夕方の冷え込みだったし。とほー。
ただ、そんなぼくでも一箇所だけ妙に気持ちが「しん」となる場所があった。何か得体の知れないものに包まれているような感覚。それはモノとか気体とか形のあるものではなく、視覚や聴覚、嗅覚などで感じるものでもなく、なんとなくの「存在」として自分の周囲にある感じなのだ。あちらこちらに散っていた自分の気(意識)が、すーっと自分の中に戻っているという感覚もある。うーむ。これがパワーってことなんだろうか。よくわからん。
えーっと具体的には、今宝くじを買うと当たるとかそういうことか。それとも「あー肩凝りがとれてすっきりー」みたいなことか(凝ってないけども)。
いずれにしても、ぼくにとっての高千穂は、そば処「天庵」のスタッフとか、高千穂神社の巫女さんが、「みんな美人」という意味においてのパワーがあふれていたのでしたまる。
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[memo]

・空港へお迎え。S氏。
・「天庵」。本格的な蕎麦。
・高千穂神社、高千穂峡、秋元神社、天岩戸神社、天の安河原
・「ぐんけい隠蔵」「お通」

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素敵なモレスキンノート

2009-10-27 (火)

アートなど デザイン

モレスキンって何がいいのか全然わからなかったのだ。ただの手帳じゃん。ゴムがついているだけじゃん。…と思ってますた。


で、「Moma Shop(表参道)」で開催中の「Detour展」を見て目から鱗だったのだ。Detour展は、著名人が実際に使ったモレスキンを公開しているもの。アイデアメモ、スケッチブック、スクラップブックなど、使い方は様々である。そうやって人の手を経て、ぎゅっと中身が詰まってくると、とたんに「かっこいい」道具になるのだね。

手帳から紙を切り出して立体模型をつくったものとか、全編に写真を貼付けて写真集みたいな使い方をしているのも、面白かったけれど、実は一番オーソドックスな「アイデアメモ」的な使い方をしている手帳が一番すてきだった。

深澤直人、押井守、西沢立衛、伊東豊男といっ作家性の強い人のノートが、思考の流れが見てとれたリ、アイデアを具現化していく一瞬が垣間みれたりして、印象深かった。アーティストはメモまでアートなんだな。11月4日まで。

[memo]
・なんだこの慌ただしさわ。
・Rトラベル打合せ。日和。R社表敬調整。S氏用務調整。JA打合せ。
・K連との懇談。
・4日分の絵日記。

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学年閉鎖

2009-10-26 (月)

家族家事家

ケータツの学校もご多分に漏れず新型インフル流行中。
本日ついに「学年閉鎖」の連絡が届く。金曜日まで4日間。今日も13:30で下校となった。閉鎖になるのが「学級」でなく、いきなり「学年」ってところが、感染力の強さを物語っている。ケータツのクラスは、26人中、10人が欠席だったとか。大変だ。
ホントは親がついていてあげなきゃいけないのだけれど、ぼくも家人もやや仕事がテンパり気味。1日ぐらいなら休めなくはないが、今週ずっとは無理。お互いに代理がきかない仕事が続く。…ということで、滅多にないジジババのヘルプを要請。4泊5日実家の旅。のんびりしておいで。
…と思っていたら、夕方からケータツ本人が発熱したらしい。38℃を越えたとか。ううむ。どうにもならんがな。大事にしとけよ。
(追記)
 その後やっぱりインフルエンザA型と判明。熱も39.6℃まで上昇。
 翌日タミフルを処方されて小康状態となる。

[memo]

・出張帰りの命題。メールの処理。出張復命。アタックリスト現状版作成。M女史の申請書。ブランドとの打合せなど。
・ハナは音楽教室の日。

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ケータツの動揺、親の動揺

2009-10-25 (日)

聴覚・難聴

夜、ケータツに「妹は同じ学校に行かない」旨を告げた。
ハナの就学にあたっては、高度難聴という障害から、聴覚支援学校(旧ろう学校)、「きこえの教室」が併設された学校、地元の小学校、という3つの選択肢があった。
教育環境としては、聴覚支援学校がベストである。専門の先生がいて、専門の機器が備えてあり、同じ境遇の同級生がいる。しかし、我が家からは車で片道1時間(高速利用の場合)、バス利用なら何度も乗継いで2時間はかかるのだ。つまりは、家族全員でその地に引っ越さなければならない。ぼくと家人の仕事への影響も甚大だ。つか、事実上は不可能に近い。
一方、歩いて10分のところにある地元の学校は、初等教育を受けるには、相当厳しい環境だ。専門の先生が一人もいない。マンモス校。専門機器は何一つ置いてない。とてもじゃないけど、ハナが、通常授業についていくことはできない。
…ということで、積極的ではないが、よりベターな選択肢として「きこえの教室」が併設された学校というのが最終的な選択となった。この学校なら、担任ではないけれど、専門の先生がいて、毎日ケアしてもらえる。担任へのアドバイスも期待したいところだ。ある程度の専門機器も備えてある。そして、何よりぼくの職場から徒歩5分の距離。いつでも駆けつけられる。
市教育委員会、発達支援センター、ろう学校などとも協議を重ねて、出した結論である。もう覆ることはない。
…そこで、今度は、ケータツに、二つの選択肢が与えられることになった。
1)今まで通り、地元の学校に通う(妹とは別の学校となる)
2)妹と同じ学校に転校する
親としてみれば、何かと心配事の多いハナに対して、兄であるケータツのサポートは欠かせないものと思える。同じ教室で過ごすわけではないが、兄が同じ学校にいる、ということはハナにとって、どれだけ安心なことか。ケータツ自身も協調性があるので、転校してもすぐに友達もできるだろう。(ちなみにぼく自身、小学校を3箇所通っているので、経験上、転校などたいしたことはない…と思っている)
でもまあ、本人の気持ちも大事だ。以上の事情をこんこんと説明し、できるだけ軽い感じで「決めるのは先でもいいんだ。ゆっくり考えてみなさい。」と言ったところ、ケータツから強烈な一言を放たれた。
「ぼくは、友達か、妹かのどちらかを選ばなくちゃいけないわけね」
…そういうことではないのだが、結果としては、まあそういうことだ。8歳にはツライ選択だったか。むしろ、親が問答無用で決めた方がよかったのかな。うーむ。

[memo]

・休みの朝の、子供の目覚めの早いこと。もちろんバトスピ(7:00〜)を見るため。
・雨の中、急遽「飫肥城下祭り」を見に行くことに。間瀬田の厚焼卵、飫肥天、喫茶「園」のチキン南蛮。子供らは相変わらずのポテト…。どのイベント会場でも同じものばっかり食べやがって。
・帰りの車の中で「サンデーソングブック」。08-09のライブ音源から。オープニング4曲、ドラムソロがかっちょいい「Bomber」。そしてラスト「downtown」。
・県立図書館へ。子供らが本を借りている間に「キネマ旬報」「ユリイカ」を立ち読み。
・家の掃除。
・たまったバラエティ番組とか(くだらないのばっか録ってるし)。

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空気人形 ★★★☆☆

2009-10-24 (土)

映画TVラジオ

変な映画。


ベ・ドゥナって、パッと見、かわいいんだかどうだか微妙な顔だと思うのだけれど、スタイルもあわせて「佇まい」としてみると、男子がきゅんきゅんする要素を多分に持っているのは間違いない。そして「空気人形」として、言葉の拙さも含めて、とてもハマり役だ。是枝監督ってすげえすけべだ。

内容的には、なんだか全体に御都合主義的でしっくりこない。空気人形が「なぜ心を持ってしまったのか」ということを「棚にあげる」のはまあいいとして、性欲と恋との関連性が単純すぎるし(好きな人じゃない人には抱かれたくないって、ええ?)、そもそもなんで人を好きになったのかは、もう少し説明して欲しいし、脇役(オタク少年、おばさん、過食症の女、老人)の存在感が「空虚」「からっぽ」を暗示するだけの道具立てというのも、なんだかなあ。

ペ・ドゥナが、エロ上手な演技ですごく素敵なだけに、そこばっかり撮りたがった(ように見える)是枝監督のスケベ心がもったいない。

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<memo>
・朝、もろもろの書類の整理など。
・家人が仕事に出かけたので、子供らとお出かけ。モス。イオン。「ポスターを盗んでください」「深夜食堂①」「聖☆おにいさん①」「ドラゴンスレーヤーアカデミー①」。
・サイトいじり。

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深澤直人のライン

2009-10-23 (金)

デザイン

「THE OUTLINE」展。at 21_21 DESIGN SIGHT。

深澤直人氏のアウトラインというのは、とても深い概念だ。「見えない輪郭」という著書もあるほど、氏はアウトラインにこだわりぬいている。

アウトライン=モノの縁というのは、モノの外側との接点である。それは空気だったり、風景だったりする。つまりは、風景をその形で切り取っている…ということでもある。深澤デザインは、だからこそシンプルだ。余計なものがない。アウトラインにすべてのデザインが注ぎ込まれている。故に古びない。

バスタブなんて、それ以外の形はないんじゃないかというほどの「原型感」がある。余計なものを排除し、削り、その元の元を探し当てるというイメージだろうか。電化製品に「深澤デザインっぽさ」があるのも、できるだけ「デザインしない」という姿勢が、かえって目立ってしまうからなのかもしれない。

会場の外に出たら、散策ゾーンで、稲田みかげ石やら瓦やらをつかった展示会をやっていた。常にこういう刺激があるのが、東京の面白いところだなあ。

<memo>

・品プリ。ななかまど。
・初台。L社。渋谷。S社。品川。R社。メシを食う間もなく。羽田でビーフカレー。
・マキシムドパリの「イチゴのミルフィーユ」。高いけど旨い。旨いけど高い。

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ダイアログ・イン・ザ・ダーク

2009-10-22 (木)

エンターテイメント 聴覚・難聴

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。


東京に行くたびに、チャンスを狙いつつ、なかなか行けてなかったこのイベントにようやく参加してきた。暗闇のなかで音を感じるイベント。案内役は視覚障害者。…予備知識はそれだけで、具体的な内容はほとんど知らなかった。

で、知らないで正解。

単に光をなくし、音を感じるだけのイベントではない。極論を言ってしまうと「人の存在って何なのだろう」ということを強烈に突きつけられる。

五感…という言葉があるように、人は見て、聞いて、触って、嗅いで、味わって、情報を入手する。そしてその5つの情報から総合的に物事を認識し、判断する…ハズである。しかし実際はそうではない。五感は平等ではない。

視覚情報は、脳がインプットする情報の8割とも言われる。つまり、人は、「見た目」にものすごく左右されているのだ。「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」では、その主たる情報源を閉ざしてしまう。残された「四感」で、人はどのような情報処理をするのだろうか。そんなことを再発見するイベントなのだ。

さて、我が娘は聴覚障害者である。主たる情報源である「光」は十分に受け止められる。しかし、彼女はその次の情報源である「音」を十分に感じることができない。脳が受け取る情報としては、わずかに1割程度が不足しているだけだ。しかし、「音」は主にコミュニケーションを司る情報なのである。つまり、わかりやすく言うなら、彼女はこの「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に参加することはできない。そんなことを再確認した。

…な-んてかくと、「うわー、なんだかめんどくせえ」と思っちゃうかもしれないけれど、実際には、とても楽しいイベントである。

何度も大笑いしながら、わくわくと過ごす90分だ。そのうえで、中身は深い。このイベントを考えついた人はとても素敵だ。障害を実感しつつ、単に「疑似体験」に留まらずに極めてフラットな意識を芽生えさせる。ぼくらはこんなにも豊かな「四感」を持っていたのか、と驚く。もちろん、イベントが終わって「光の国」に戻ってしまうと、視覚の情報量に圧倒されるのだが、「四感」を実感することはとても素敵だ。

現在は、単発イベントのようだが、なんとか常設に繋げてほしいと思う。今度はケータツをつれて夏バージョンの頃に参加しよう。「ネズミーランド」に5,000円払うよりよほど豊かな体験ができるのだから。

それと。個人的な要望として「サイレント・イン・ザ・ワールド」的なイベントのありようも考えてほしいな。楽しく可笑しく、でも、ちょっと自分の世界が広がるようなイベントを。

本日の案内役はちーちゃん。ありがとう。参加者。ねえさん、えりりん、なおちゃん、あやぱん。

<memo>
・品プリ。ハプナ。
・東京。T社。六本木。K社。池袋。F社。新宿。K。
・THE OUT LINE(21_21 DEGIGN SIGHT)。
・宮本製麺所。麺が美味しくないよ(釜玉)。
・MomaShop。はじめてモールスキンを欲しいと思った。

・ダイアログインザダーク。

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