娘と電話で
2012-11-28 (水)
難聴の娘1号と” 電話 ” で話をした 。
「お父さん、今日はおそいの?」
「うーん。わかんない。」
「そっか。晩ゴハン食べる?」
「食べるよ」
「わかった。じゃあお仕事がんばって」
「はーい」
…たったこれだけなんだけど、全部一発で通じた。なんか調子が良かったらしい。嬉しい。
普段、息子がいるかと思って家に電話したら娘1号が出て、ずっと相手がぼくだってことすらわからなくて「すいません。私は耳が悪いのでわかりません。また電話してください」とか言って切られたりすることもあるのに。
これだけでいい一日!
[12.11.26]
・K議員の雇用関係質問。ゴゴイチで主旨を確認。総合政策、教育委員会にかぶる部分も多い(特にラスト1問はうちじゃない)のだが、全部うちで引き受けた。作文。夕方に一度部長レクに入り、7割方了解。
・「探偵はBARにいる」★★★★。橋本一監督。物語はたいして面白くないのだが、キャスティングがハマっているので全然飽きずにラストまで。大泉洋の、面白いことやってないのに面白いのと、松田龍平のバランスがよい。シリーズ化は当然。テレビ・ドラマ化したら人気出そう。
[12.11.27]
・朝イチで部長レク。微修正。なかなか学生の生の声がなく、そこだけ苦戦。知事レクもスムーズ。
・帰り道、UNIQLOへ。職場用防寒グッズをもろもろ購入。
・「あなただけ今晩は」★★★★★。ビリー・ワイルダー。ムスターシュが最高にいい味。というか、BARの親父が物語を動かしていく、というパターンはここから始まったのだな〜。シャリー・マクレーンがよいのな。
難聴児を抱える親にとっての不幸
2012-11-25 (日)
娘1号の難聴について。今のような新生児聴覚スクリーニングがなかったこともあり、「聞こえていない」と知ったのは3歳になってからだった。最初は不安や戸惑いばかりだったが、時間をかけて少しずつこの事実を受け入れ、少しずつその親としての「らしさ」を身につけながら現在に至っている。
難聴自体は、1/1000の確率に当たった(統計上の確率。未だ難聴の原因は十分解明されていない)ということなのだが、なんとも残念なのは、生まれた場所が「宮崎県」だったということである。
宮崎県の難聴児「医療」は、非常に偏っていることで有名だ。中核となる宮崎大学医学部の耳鼻科は、人工内耳に早くから取り組み、難聴医療で優れた病院ベスト10に名を連ねている…と聞くと、文字通り「聞こえはいい」が、とにかく人工内耳一辺倒で、人工内耳が全て、人工内耳万歳!という全国でも類をみない偏屈病院なのである。
事実、わが子の難聴を疑って受信した際には、人工内耳の説明はあったが、どのような福祉サービスがあるとか、これからどうやって親としての支援をしていけばよいのか、というサジェスチョンは一切なかった。3歳児検診で初めて市の発達支援センターを紹介され、発達支援センターに通って初めてろう学校(聴覚支援学校)を紹介して貰った。そうやってようやく一緒に「伴走」してくれるサポーターに出会ったのである。
本来であれば、「医療」「福祉」「教育」「家庭」の4者がタッグを組んで初めて、難聴児への手厚い支援体制が機能する。他県ではおおよそそのような体制にある・目指していると聞く。ところが、宮崎県では肝心の「医療」が人工内耳ありきで、ろう学校は不要、手話も不要という、1世紀は遅れた「科学絶対主義」に侵されているのだ。
人工内耳自体が悪いと言っているのではない。人工内耳で聴者とまったく同じような聴力が手に入るのなら、彼らの理屈に利がある。しかし、日進月歩で進歩しているとはいえ、現時点の人口内耳は「聴者レベル」には全然ない。仮に、人工内耳を付けたとしても、福祉や教育による相当のサポートが必要なのだ。宮崎大学の医師や言語聴覚士たちの頭の中は、人工内耳の実績づくりしかない。あまりに見え透いている。
…これを不幸と言わずして何と言おうか。
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余談。間近で見る美沙子は超かわゆかった。しかもかなりええ子やった。好きどす(偽京都弁で)。
[12.11.23]
・朝、F1のY氏から「飛行機取れなかった」旨の連絡が。あらら。宮原くんと「詩季」にて時間潰し。昼から怒涛の段取。会場確認、段取確認、タレント入の調整、事前打合せ、取材段取、マネージャーとの調整、トラック上での調整、パレード本番(沿道を歩く)、取材、お見送り、ステージ。安田、神戸両者と話ができたのが役得っちゃ役得。特に京都弁には参った。
・「いごこちやあんばい」にて。宮原くんとY氏と。
[12.11.24]
・家人が仕事したいというので、ピアノ教室>弁当買っての育成牧場。
・「テルマエ・ロマエ」★★。わざわざ見るほどの面白さが特になし。CMシーンだけで十分なのでは。
[12.11.25]
・朝4時半起床。Runを試みるも、寒すぎるのと、身体が動かないので、7kmで断念。戻ってふて寝。
・聴覚障害者教育フォーラム。福岡大学の中川教授の話が羨ましくてならない。宮崎の難聴児教育は、医療がネックになっていて、教育や福祉との連携がほとんどできていない。宮崎大学東野教授、牛迫言語聴覚士。この二人のキーマンが目覚めてくれないことにはなあ。
・仕事したい家人のために子供ら連れて車の洗車など。
・前日の「お願い!ランキング/宅配ピザ対決」を見て、圧勝の「ピザーラ」。んー。
みんな頑張ってる
2011-11-08 (火)
朝、娘1号を学校に送り届けてから帰宅。洗濯物を干して、掃除機をかける(この季節、ダニが増える時期なのでできるだけコマメに)。そうこうしていると某生保に転職した友人Sが営業 兼 雑談にやってきた。
Sは、10歳くらい年下なのだが、転職1年で踏ん張りどころの真っ最中。契約者を一定数まで確保すると、あとは紹介が紹介を生んでうまく回っていくらしいのだが、まだその2割程度という段階。だから土日もなく頑張っている段階。途中からぼくの保険契約の話はさておいて(つか、契約するって一言も言ってないし w)、家族との時間の捻出方法などについてお悩み相談会となった。
彼なりに「家族の行事を優先的にスケジュールに組み込むように」努力しているとのこと。でも、それじゃあイベント感が拭えないよね。家族と「遊ぶ」ことだけがスケジュールに入ってくる。それより「毎朝、家族全員でご飯を食べる」とかの方が大事かもしんない。たまにたっぷり話すより、毎日少しずつ話した方がいい。たぶんね。…てな話をする。
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娘1号は、ピアノと打楽器と水泳を習っている。打楽器と水泳は、物理的に自宅練習ができない分、ピアノだけは毎日練習している。もちろんサボっちゃう日もなくはないけど、本人に頑張る気があるから、ちゃんと続けられている。偉い偉い。
対する息子はというと、サッカーと水泳に通っているのだけれど、ただ週に1度の練習会に参加するだけ。サッカーなんてボールさえあればどこでも練習できるのに、家ではボールに触りもしない。そんなことだから、サッカー大好き〜とか言いながら、いまだにリフティングが5回もできないんだよ。もー。
まあそれでもぼくは「身体動かして楽しいんだったらいいんじゃね?」と思っているのではあるけれど、娘1号が毎日頑張っているのと比べると、どうにも努力感が足りないのは否めない。たらたら漫画ばっかり読んでんじゃねー的な気持ちもないではない。だからと言って、好きじゃないことはどうせ続かないしな〜。…という話を直接本人にしたところ、しばらく考えた後「料理を覚えたいんだよね」と言い出した。おお。父の背中から何かを感じたか w
そもそも3歳のときにマイ包丁を買ってもらってるから、ごはん+味噌汁+キュウリの塩揉みぐらいなら今でも作れる男ではある。なので、さっそく昨日から「毎日1品」を目標に、夕食づくりへの挑戦が始まった。まあ、担当は「副菜」なので「切って炒めるだけ」「ゆでてあえるだけ」的なものばかりだけれど、ぼくもそこから始めたからね。続ける事が大事だ。
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今日は職場から問い合わせ、相談、報告などが多数あった。うちのチームは、今週末から来週にかけて、イベントだったり、ミッションだったりが重なっているのだ。スラッフは連日遅くまで残業している様子。苦労をかけるなあと思いつつ、でも指摘することは指摘しないとなとも思いつつ…。
結局、仕事なんてものは、担当者の情熱と能力によって、出せる結果は全然違うものになる。それは法に則って仕事をしている公務員だって同じ事だ。情熱と能力のある担当者は、時に法律を越えることができる(違法行為という意味でなく)。ましてやうちのチームのように、依るべき法律が何もない部署は、担当者が粘れば粘っただけ、物事が前進する。1mmの粘りが1mmの前進を生むのだ。絶対的な正解はない仕事だけれど、担当が世界中の誰よりもそのものごとについて突き詰めて辿り着いた「答え」はたぶん正しい。
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ああ、みんな頑張ってるよなあと1日を振り返りつつ、夕食の準備を終えてからぼくも手話講座へ。4月から始めた手話講座も、最近はどんどん高度化していて付いて行くのが精一杯になってきた。微妙な部分での表現の大きな違いに頭が混乱する。時間は身体の前後で区分する(自分より前の方が未来、後ろが過去)のだけれど、期間を説明するときは身体の右左を使う…とか。顔の横で手をひらひらさせると「なかなか」、もう少し上下に幅を持たせてひらひらすると「火(めらめら)」…とか。うーん、自分が表現するのも、手話を読み取るのも難しいなあ…。
いやまて。そもそも息子には「週に1度の練習会だけじゃあねえ〜」とか言ってるくせに、自分はまさに講座でしか勉強してないじゃないか。そりゃ前の週に習った事もどんどん忘れているよね。だから微妙な差に混乱するよね。
みんな頑張っている。自分も頑張れ。
わが指のオーケストラ/山本おさむ
2011-08-15 (月)
本書は、実話をもとに「聾唖教育」の歴史をダイナミックに描いた漫画である。「ヤングチャンピョン」に連載されていたという。青年漫画誌なんて、恋かエロかギャグ、あるいはグルメしかないと思っていた w。秋田書店って硬派なのね。
恥ずかしながら本書は、すでに単行本発行から10年を経過。この本に限らず、自分の娘に高度難聴という障害があって初めて知ることになった「聾」の世界であるが、その歴史は長い間、暗く重いものだった。
聾者は、健常者との間で差別され、虐げられてきた。また、教育論もなかなか確立せず、昭和初期は健常者に合わせる教育法、すなわち、言語でコミュニケーションすることを前提として「読唇」「発話」を厳しく追求する「口話法」が全国に普及する。しかし、障害の程度によっては、必ずしも「口話」のみでは十分でなく、徐々に聾者に合わせる教育法、「手真似」すなわち「手話」も見直され、少しずつ聾者と伴に生きていく世界が広がりつつある…。
「手話」の勉強を始めると、必ずこういった「歴史」の部分も学ぶことになる。なぜなら、その厳しい時代への共通認識があってこそ、聾者との深いコミュニケーションが可能になっていくのだ。本書は、質の高い人間ドラマとしての側面もありつつ、聾者と健常者を繋ぐ歴史本、啓発書としても優れている。単行本4巻という手軽なボリュームのなかに、悩み深き歴史が凝縮されている。
もう、日本中の人に読んで欲しいくらい名著。ホントは買って欲しいけれど(文庫本も出ている)、ご要望があれば貸し出すので、Twitterかfacebookでご連絡を。
[08.15 mon]
・お盆シフトで職場はガラガラ。電話も少ない。集中して書類の整理とか企画書の仕上げとか。
・「わが指のオーケストラ/山本おさむ(秋田書店)」★★★★★。
大人になったら…
2011-06-14 (火)
いろいろと思うことある週末
2011-06-12 (日)
【2011.06.12 sun】
手話の魅力
2011-06-08 (水)
手話初期コースに通い始めて8週目。欠席したのは、出張でどうにもならなかった2回だけである。我ながら真面目なものだ。そして少しずつ内容が高度になってきたところで、手話の「面白さ」にも気付いてきた。
表情、という表現
2011-05-24 (火)
今井絵里子
2011-04-20 (水)


[memo]
ハナの大ウソ
2010-12-14 (火)
[memo]