新聞広告と復興ポスター

2012-09-12 (水)

仕事 友人知人 宮崎県

公務員もサラリーマンであり、大きな組織の歯車であるから原則として代替はきく。ぼくが倒れたら誰か他の人が滞りなく業務を引き継いでいく。それでも、「これは自分でしか、なしえなかっただろうな」と勝手に自負している仕事がいくつかある。そのひとつが口蹄疫終息後に短期間で展開した「お礼広告」と「復興ポスター」である。アートディレクターをお願いした日高英輝さんがこの件をコラムで取り上げてくれていて、なんだかいろいろ思い出した。

 

庁内・議会の調整と予算の獲得、意見集約、日高さんへの依頼と打ち合わせ、個別具体的なボランティアの手配と現場の仕切り…。6月後半にスタートした企画は、7月に議会で予算の承認を得て制作に取りかかり、8月に広告掲載、9月にはポスターの掲示を始めた。民間ならいざ知らず、行政でこのスピードは相当なものだと思う(@当社比)。

 

新聞広告は、全国紙4紙+エリア紙という規模で展開した。国民の1/3(発行部数計)にメッセージを届ける、というのは県政史上初のケースのハズ(記録がないから未確認だけど)。大手メーカーならいざ知らず、うちのような予算の少ない県としては極めてレアな出来事である。

 

復興ポスターは、予算を削るのが仕事?の財政課から「わずかだけど予算付けるから県民が元気になるポスターを」という逆オーダーを受けたものだった。そして、付いた予算は、ホントにわずかなものだった(苦笑)。

 

それよりなにより、広告にしてもポスターにしても、県民の複雑な心情を慮りつつ、ポジティブなメッセージを打ち出さなくてはならないという部分が一番悩ましく神経も使った部分だった。

 

いろんな人が協力してくれた。実費だけで引き受けてくれた日高さんはもちろん、ぼくがずらずらと箇条書きにした「全国に伝えたいメッセージ」を、とても素直で心にしみる文章に仕立てていただいたコピーライターの名雪さん(初めて読んだときは涙が出た)。ポスター撮影に全面的に協力していただいたカメラマンの蓮井さん。同じくカメラマンの渡辺くん。天候不順のなか、奇跡の一枚が撮れた。そして国民的美少女・工藤綾乃ちゃんをはじめ、モデルとして出演いただいたボランティアのみなさん。いろいろ相談にのってくれた宮田っち。宮崎を思う気持ちがひとつになったのがあの広告であり、ポスターだった…と思っている。

 

結局、うまくいった(*)のは、関係する幹部に「事前」に意向を確認して、あとはすべてぼくと日高さんに任せて貰ったことだ。「事後」、つまり、できあがったあとは、ポジティブな意見以外は全部はねのけた(←何様!)。当時の副知事(現知事)の意見も聞かなかった(ごめんなさい)。ある意味、日高さんと心中したようなものだったな。むちゃしたな~。

 

…なんて、思い出に浸ってもしょうがないのだが、時々は、この頃の「思い」を蘇らせて、今の自分、明日の自分に気合いを入れることも大事なのかもしれない。さて。今、目の前に立ちはだかっている無理難題をどうやってクリアしてくれようか。

 

(*)某新聞が事後アンケートを取り、数字的に過去最高の好感度評価を得た

(*)新聞協会も優良事例としてアーカイブしてくれている。

 

[12.09.11]

・議会対応。午後時間休。娘1号参観。

・「鬼婆」★★★★。新藤兼人監督。面白い監督だ。自分の愛人にこんな役をやらせるなんて。いやあまだまだ見たい新藤作品。

 

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やっぱり薫堂も電通も好き

2012-09-09 (日)

仕事 読書

「小山薫堂 幸せの仕事術」を読んで自分の気持ちを再確認。ああやっぱりこの人のクリエイティブは好きなんだわ。

 

小山薫堂といえば、ぼくにとって「カノッサの屈辱」をつくった人だ。第1回目の放送を見て激しく感動したのを覚えている。感動し過ぎてのちに出版された本まで買ったぐらい。他にも「TVブックメーカー」「メトロポリタンジャーニー」「料理の鉄人」「ハンマープライス」…。放映時には知らなかったけれど、あとからぼくがハマった番組をことごとく手がけているのを知った。その「薫堂」テイストは、ぼくの嗜好にド・ストライクだった。

 

一方で、小山薫堂といえば、勝手にライバルだと思っている人でもある。なにせ、九州新幹線全線開業に併せて行われた「くまもとサプライズ!」を手がけている。当時、ぼくは「みやざきアピール課」にいて、「莫大な新幹線予算をじゃぶじゃぶ使って楽しそうにやってんな>熊本県」と羨望の眼差しで見ていた(むろん、熊本側から見れば、東国原知事をタダで?使って贅沢な!ということだったろうが)。

 

なので、薫堂さんが手がけた「くまモン」にも、めちゃめちゃライバル心を燃やしていた。「デザインが水野学さん?そりゃいいに決まってる!」「1万人に名刺を配るだと!いいアイデアじゃないか!」「くまモン体操?県民巻き込めてるじゃないか!むきー!」といちいちチェックしては、羨ましがったり、悔しがったり、凹んだりした。

 

特にキグルミ版「くまモン(現行バージョン)」は、ぼくらのキャラクター「みやざき犬」と同じくKIGURUMI.BIZさんが手がけているということもあって、「かわいさ度」では同等以上なハズで、だからこそ企画力では絶対に負けたくない思いが強いのだった。 そんな思いが募りすぎて、ついつい、FBでは、「この熊公め!」「腹黒野郎!」と悪態つきまくる始末。

 

でも、本書の「くまモン」の項を読んで、「あ〜でもやっぱり価値観一緒だわ」と改めて感じ入ってしまった。これからのくまモンの在り方について、薫堂さんも、ぼくとまったく同じアイデアを提示しているのだった。そうよね、物語大事。宮日さん、なんとかして。

 

 

もうひとつ、ホントは好きだったのが電通。電通のクリエイティブには大好きなものが多いから、一緒に仕事をするときには大いに期待しちゃうんだけど、こちらの予算が少なすぎて、なかなか満足のいく企画に育てられなかった…。こちらの出したアイデアに即座に「それいいですね!」とか言われちゃうと、違うだろ!そっちが考えるプロだろ!そっちからいい企画出して唸らせてくれよ!全然ダメじゃん電通(九州)!…と何度もキレた。

 

一方で、東京本社が力を入れてやってる「東京マラソン」の仕切りとかを自分でも体験してみると、「さすが電通」と激しく感激。そして、やはりビッグバジェットじゃないとダメなんだなあと凹んだりもした。

 

結局、薫堂さんにしても、電通にしても(って個人と大企業を並列で並べるのもなんだが w)、一方的な思いが強すぎて、でも一緒に仕事ができなくて、切な悲し寂しいんだなあ。

 

…ということで、薫堂さんの本読みながら「やっぱり大好き」という気持ちを再確認したです。いつか一緒にいい仕事ができるとよいです。電通も絡めて。どこかに大きな予算、落ちてないかなあ…。

 

 

 

[12.09.07]

・通勤途中、「ガリガリ君コーンポタージュ」購入。まんまな味(笑)

・議会対応。自民党からの提言同席。

・「side street cafe」にてサイストカレー。

[12.09.08]

・久々に予定のない休日。娘1号のピアノ教室ついでに、イオンの新店舗を冷やかしてまわる。雑貨は楽しいなあ。

・「小山薫堂 幸せの仕事術(NHK出版)」★★★。「考えないヒント」や「もったいない主義」など一連の著作を読んでいるので新鮮味はなし。同じエピソードもあるし。ただ、「ああ、この人のクリエイティブ、好きだわ」という気持ちを再確認。

・Run 7km ’50。

 

 

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「かえるのたまご」の企画はこんなんでした

2012-08-28 (火)

仕事 宮崎県

県庁内部の企画提案コンペ「かえるのたまご」で、知事賞を受賞した。おめでとう自分。

 

「かえるのたまご」は、安藤知事時代にスタート。東国原知事時代に「幹部に直接プレゼン」という形式になり、現在に至っている。職員投票による1次選考(10倍ぐらい?)を通過すると知事や幹部職員がズラリと並ぶ前で、提案した企画の意義・可能性を語ることになる。それなりの緊張感があり、その分得るものもある。

 

タイトルから類推できるように、この企画コンペは、元々は「職員からいろいろな提案をすくい上げてみよう」という程度の、できるだけ敷居を低くした職員研修の一環のようなもの、だと理解している。もちろん実際に実施されたナイス企画もあるが、まずは広くアイデアを募り、全体で共有するという点に重きがあるのだと思う。

 

ぼくは今回のものを合わせて、これまで4回提案し、4回が1次先行を通過してプレゼンをし、3回 知事賞を貰った。たしか、最多受賞のハズ。でも、これって良かったり悪かったりで、前回受賞あたりから「またかよ」的な痛い視線も感じないわけじゃない(苦笑)。「好きでやってんでしょ」と思われているだろうな、と勝手に凹んだりもする。

 

それでもまあ何だかんだで提案し続けているのは、飲み屋で「ったくあの部署何やってんだよ!」と何の役にも立たない「外部の評論家」になんかなりたくないからだ。ひとつでも前向きなアイデアを出して、建設的な議論をした方がマシだし、県庁の大勢として、そういうポジティブな職場になって欲しいという思いがある。だって、「できない理由」ばっかり考えても何も楽しくないもの。

 

 

…って、あれ? 何の話だ。あ、そうそう。今回、自分が提案した企画をブログで紹介するってFBに書いたんだった。以下は簡単に(笑)

 

 

企画名「バーチャルレストラン『県庁食堂』の開設

 

(提案主旨)

●県や市町村、JA、栄養士会等が協力して、過去に開発した、あるいは、これから開発する料理レシピ(郷土料理も含む)を県民の財産として全部データベース化する

●単にデータベース化するだけでなく、使いやすいフォーマット・アプリで提供する

●サイト名・アプリ名は「宮崎県庁食堂」。食堂が提供する「定食メニュー」という体裁にして定期的に情報を発信する

●たとえば、「今週のB定食」として、主菜・副菜2品・汁物といった具合に、レシピを組み合わせて、ひとつの定食に仕立て、栄養バランス・カロリー等も検証し、旬の食材を活用した「一食」として提案する

●これらを通じて、県民の「地産地消」「食育」「健康づくり」等に寄与する。

※オプションとして、これらのメニューを網羅した書籍「宮崎県庁食堂」の出版、首都圏へのアンテナレストランの出店等も検討…。

 

 

この企画を思いついたキッカケは、かつて自分が仕事でレシピを開発したこと。著名な料理研究家と組んで、新しい「宮崎ならではのうまうまレシピ」を作った。レシピは、WEBで公開し、パンフレットも作って、首都圏で大量に配布した。評判もよかった(たぶん)。

 

でも、所詮、イベント的なもので、今やこのレシピに日が当たることはない。まあ、レシピというものは、生まれては消えていく雪のようなもの(@ちはやふる)ではあるにしろ、美味しいのに〜、もったいないなあ!…という思いがあった。

 

それと、短い期間だけど、主夫生活を体験したとき、「なんかハンパに残ったこの地元野菜、もっと美味しく使えないかなあ」と毎日のように思ってた(経験値低いので)。料理本やらレシピサイトやらを探しつつ作ってはみるものの、微妙に季節感やら種類やらが違って、どれもイマイチ使えねえなあと思ってた。

 

まあ、そういう個人的・潜在的な需要が自分の中にあったわけだ。そのベースの思いと、「タニタ食堂、うまいことやりやがったな」という思いがクロスして、「宮崎県庁食堂」という企画へと着地していったのだった。

 

これは、あくまで「かえるのたまご」。プレゼンでも繰り返し言ったけど、これを単独でやる意味はあまりない。フードビジネスでの展開における、「外食・中食・内食」のうちの、「内食」対策のひとつとして位置づけてこそ、行政が取り組む意味があり、「たまご」を育てる意味もあるんじゃないかな。

 

…と無難にまとめてみる。

 

※一部からご要望があったのでプレゼンパワポ(PDF版)も参考まで。ジョークも入っているのでマジになりすぎないでね。→kenchoshokudou

 

[12.08.26]

・娘1号の学校で奉仕作業。高い位置の窓拭き。きっつー。

・聴覚障害者協会講演会。牛迫氏。やはりなあ。頼りにならない。流れで「ぷち親の会」。極楽湯。今後の方針についてあれやこれや。T橋先生、T原先生、久保さん、大坪さん。

・「ひまわりと子犬の7日間」を支援する会。久々の平松監督。友人として精一杯の支援をしなくちゃ。

・「ムカデ人間」★★★。徹底してひどい映画。でも、ひどさも突き抜けると面白く感じる面がなくもない。全否定できない。

 

[12.08.27]

・合同政策勉強会。政審会。データ整理。「かえるのたまご」表彰式。

・家人が飲み会。子どもらの宿題チェック(あと1週間で終わるのかよ)。

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リスクをとること

2012-08-05 (日)

仕事 友人知人

最近、立て続けに「リスク」についての言葉を聞いた。

 

ひとりは、デザイン家電「amadana」ブランドを展開するリアル・フリート社長の熊本浩志氏。先日宮崎市で行われた講演会で語った言葉がこれだ。

 

後悔することが一番のリスク

 

amadanaは、まったくのゼロから新しい家電メーカーとしてスタートし、その都度大きなリスクを背負いながら成長してきた。周囲からよく「そんなリスクとるね!」と言われるらしいが、熊本氏の発想は「逆」。やらずに後悔するぐらいなら、まずやろうと。大きなチャンスが目の前にきたら、準備が全然なくてもまず「掴む」。そして、何が何でもそれを「成す」。その積み重ねが今のamadanaなのだ。

 

 

もうひとつは、オイシックス社長の髙島宏平氏。近著「ライフ・イズ・ベジタブル」の中で、次のように書いている。

 

リスクをとらない人生こそ、リスキー

 

高島氏は、人から「どうしたら、仕事のモチベーションを上げられるか?」と聞かれ、自分にその答えがないことに「はっ」としたという。ずっと仕事に夢中だったから、モチベーションは高いままだったのだ。そこから「人生における最大のリスクは、何も夢中にならないまま人生が終わるリスク」という思いに至るのである。

 

 

結局、このふたりの社長が語っているのは、ほぼ同じことである。すべてを賭けて仕事をしてこそ、大きなものを掴むことができる。ノーリスクに近い環境(というと語弊があるかもだが、この社長らの体験に比べたらもうリスクなんてとても言えない)で仕事をしている自分には眩しすぎる生き方だ。

 

縁あって、お二人とも楽しいお酒を飲んだことがあるけれど、経験に基づく言葉には重みがあり、酒宴の与太話にもキラキラと輝くアイデアがあったりした。7〜8歳年下というのをまったく忘れて、畏敬の念に打たれた。

 

いつの日か、ぼくもリスクをとる日がくるのだろうか。

 

 

 

[12.08.01]

・復命。決算資料整理。

・「熊本浩志氏講演会」オルブライトホール。すんごいよかった。「ここで売るんだ。なんもねえけど」「数字は追わない」「会社を利用する人がいい」。禿同な言葉だらけ。打ち上げ「Vin de Table」。熊本、中原、宮田に感謝。素晴らしい人材。加納さんとモリミキと密談。

[12.08.02]

・特急きりしまにて鹿児島へ。向かう途中で「かえるのたまご」が最終選考に残ったという話。うーん。どうしたものか。ランチ「古宮庵」わっぜぇか丼。うーん。

・県庁にて担当係長会議。濃密。懇親会「六白亭」。Hクレスティア泊。

[12.08.03]

・ジョブカフェ担当者会議。ランチ「ラーメン小金太」。普通。キャッチワーク鹿児島とヤングハローワークへ。

・きりしまにて宮崎へ。「ライフ・イズ・ベジタブル/髙島宏平(日本経済新聞出版社)」★★★★。想像した以上に激しい修羅場を踏んでいることに驚き。一見、とてもスマートな社長だが、これまで聞いていた以上に相当泥臭い経験をしていた。ますます好きな会社だわ。

[12.08.04]

・娘1号と耳鼻科へ。聴力検査でまたまた混合(伝音)難聴との診断。うむ。可能性がホントにあるのか…。ピアノ教室も。自宅焼肉な夜。

[12.08.05]

・家族で「さくら聴覚支援学校」へ。3年ぶりぐらいに同校へ。交流会。娘1号にとって、これからの人生は何はともあれ先生たちが頼り。縁を深めなくては。庄崎隆志さんと、南雲麻衣さんのワークショップ。とにかく楽しい身体表現。楽しく有意義な時間。

・帰り道、午後4時なのに子どものリクエストで「カレー倶楽部ルウ」へ。王子がいて楽しい時間。

 

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あたらしい仕事と、僕らの未来

2012-06-19 (火)

仕事 宮崎県 読書

ブルータスの特集「あたらしい仕事と、僕らの未来」。

 

今回の記事は、いろいろなところで話題になっている企業・人の記事が多く、ひとつひとつにそれほどの目新しさはない。個人的によく知っているところもあるし。が、こうやってひとまとまりになり「あたらしい仕事」と言う切り口で語られると、「これまでのやり方ではない ”あたらしい仕事” 」の姿が立ち上がってくる。それは、既成の枠組み( 距離、業態、文化)を越えている、あるいは越えようとしているということだ。

 

「ものごとを前に進める」ことを最優先にすると、むしろ枠組みが邪魔になることがある。そこに新しさが生まれてくる。

 

自治体だってそうだ。国の方針やら法律やらに従っていれば間違えない、というのは遠い日の話だ。地域の特徴をより深掘りし、組み立てなおし、新しい時代に対応していくか。本気で変われるか。変わる気があるか。そんな覚悟が問われている。

 

ぼくは「新しい価値感」を提案できる人でありたいと思う。ルールはルールとして守りつつ、新しいルールをつくっていくのが、ぼくの、ぼくらの世代の仕事なのだろう。今回の特集記事でいえば、農業をベースに加工品販売や観光を手がける伊賀の「モクモク手作りファーム」、熱意をベースに展開を広げる「Smiles:」、すでにあるものに新しい見方を与えて再評価を試みている「D&DEPARTMENT」の取り組みは、宮崎との相性も良さそうだ。いろんなヒントがある。

 

でも、きっと、まだどこにもなく、全く「あたらしい仕事」のなかに、「僕らの未来」はあるのだろう。それを見つけ、育てていかなくては …と、雇用対策担当の視点からも強く思うのである。

 

 

[12.06.18]

・新システムについて情報政策課との打ち合わせ。午後休。金田礼子皮膚科。アゴの下のぐりぐりは脂肪かと思ったらリンパの腫れらしい。原因は不明。治療方針は示されずしばらく様子見とのこと。むぅ。台風準備。

・疲れがたまっている自覚があるので、子どもを寝かしてそのまま寝る(22時)。そしたら夜中(1時半)に目が覚めて眠れなくなった。調子悪いとこういうこともある。

[12.06.19]

・台風のため、子供らは休校。こつこつ資料の整理。

・「スプライス」★★★★。近年みた映画の中で、衝撃度はベスト3に入るかも。前知識ゼロ(予告編すら未見)で見たこともあって、かなりドキドキした。どんなジャンルの映画かもできるだけ情報を遮断して見ると、相当にいい。悪趣味でありつつヒューマンでもあるという…。あーびっくりした。

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employment policy

2012-06-14 (木)

仕事

雇用対策の担当になって2ヶ月余。なんだかお尻がむずむずするような思いで日々を過ごしている。

 

有効求人倍率がどうだ、失業率がどうだ。そんな雲を掴むような、それでいてとても切実でリアルな数字がぼくらの所管なのである。日本経済、ひいては世界経済にも翻弄されるのが地方経済であって、4年前のリーマンショックでは死ぬほど大変な目にあったという先輩の話を聞くと、なんだかとても遠い目になってしまう自分である。…ほー。

 

思えばこの10年。実に直接的な仕事をしてきた。

・防災ヘリを導入する

・医師確保の仕組みをつくる

・宮崎の魅力を県外に発信する

 

容易な仕事ではなかったけれど、向かうべきゴールと、目の前の仕事はしっかりと繋がっていた。しかし雇用はなあ…

 

雇用対策というと、大きく3つの手段があるんだと思う。

・働く「場」をつくる

・働く「人」をつくる

・「場」と「人」を繋ぐ

 

1つ目は、企業誘致とか産業振興とか。2つ目は、人材の育成。3つめは就職支援だ。どれもうちのテリトリーではあるのだけれど、中心にはいない。実質的に動いているのは、企業立地チームだったり、農業やら工業やら商業やら観光やら福祉やら医療やらの個別の支援チームだったり、その担い手を育成する教育現場だったり、職業紹介を行うハローワークだったりするのである。

 

全体をどうコーディネイトしていくのか(つか、できるのか)。そして、リーマンショック級の事件に耐える雇用体制をつくれるのか(んなもん、つくれるか!)。あああ。ギリシャやローマの経済情勢と日々の仕事が繋がっているなんて。どないせえと。

 

鍛えられるなあ。

 

[12.06.12]

・I議員趣旨確認>教育で。ランミ(白、紅)。ファイル整理。

・兄が宿泊研修中で寂しがる娘1号にケーキを(アンクルベア)。

・「シークレット・サンシャイン」★★★★。主演チョン・ドヨンの演技が凄い。1本の映画の中で、これほど異なる「顔」ができる俳優はそうはいないのでは。宗教の甘さと苦さ。生きるということの不条理と可能性。それら微妙なグレーゾーンを見事に演じ分けている。ラストの処理が好みではないものの衝撃の大きい映画だった。

[12.06.13]

・ポリテクセンター来訪。事務事業見直し。委員会対策資料。

[12.06.14]

・資料整理。農林漁業就職支援連絡会議。

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ワイルドな大阪だったぜぇ〜

2012-05-22 (火)

仕事 旅・旅行 食・食材

大阪に出張だったぜぇ。

 

2泊3日だぜぇ。1日目の到着は21時だったぜ。3日目の帰りは朝6時出発だぜ。2泊もするのに、実質稼働時間は1日だぜぇ。

 

ワイルドだろ~。

 

着いた夜は、あべのの居酒屋いったぜ。もちろん1人だぜ。手書きのメニュー表の一番目に「きずし」ってあったぜ。どんな寿司か知らないぜ。頼んでみたぜ。刺身が出てきたぜ。「しめ鯖」だったぜ。寿司じゃないぜ。でも、うまかったぜぇ。知ったかぶりもするもんだぜぇ〜。

 

ワイルドだろ~。

 

泊まったホテルは朝食が美味しいホテルだぜ。パック旅行だから朝食もついてるんだぜ。でも、食べなかったぜ。朝5時半に起きて、わざわざ電車に乗って、駅から20分も歩いて、市場行ったぜ。昨日食えなかった寿司食いに行ったぜ。調子にのって15貫も食ってやったぜ。お会計みてびっくりしたぜ。3450円だったぜ。朝食だぜぇ。

 

ワイルドだろ~。

 

有名な洋食屋にも行ったぜ。ビーフシチューが売りの店だぜ。でも、頼まないぜ。「ビフカツ」頼んでやったぜ。単品で5000円だぜぇ。デザートもコーヒーもつかないぜ。

 

ワイルドだろ~。

 

ちなみにビフカツには「ヘレ肉」がつかってあったぜ。ヒレでも、フィレでも、テンダーロインでもなく、ヘレ肉だぜ。でも、調べてみたら、全部同じ部位だぜ。いい方が違うだけだぜぇ。

 

ワイルドだろ~。

 

そういえば、通天閣も言ったぜ。真下に行ったぜ。展望台のぼろうとしたぜ。入場料600円だったぜ。やめたぜ。メシ食い過ぎて帰りの電車賃しかなかったぜぇ。

 

ワイルドだろ〜。

 

 

…っていうネタを職場で披露したぜ。ウケなかったぜ。20 代女子の部下から「痛々しいやらやめてください」とまで言われたぜぇ。

 

ワイルドだろ~。

 

 

[12.05.17]

・担当者会議用資料作成。19:00

・M小学校学級委員総会。

[12.05.18]

・懇話会。うーん。K課から指摘いろいろ。資料づくりでバタバタ。

・最終便で大阪へ。「明治屋」。きずし、どて焼き、だし巻き、シューマイ、焼き鳥、おびの蔵から。「HOKUO」のクリームパン。

[12.05.19]

・朝5:30起床。市場へ行き「ゑびす寿司」(野田)。上つかみ2、○○棒。

・就職説明会。

・ランチ「グリルモリタ」。ビフカツ。夜「八重勝」(新世界)。生ビール、どて焼き、串かつ、白ネギ、生麩、かぼちゃ、れんこん、焼き穴子。通天閣(の下まで)。「美津の」(なんば)。美津の焼き、山芋焼き、ネギ焼き。

[12.05.20]

・朝4:30起床。一便で宮崎へ。そのまま職場へ直行し、実績報告の確認、補足説明資料づくり。9:00-20:00。

・家では焼肉。ほー。

[12.05.21]

・雨。金環みれず。残念。朝から書類整理。K課へ。

・「天地明察/冲方丁(角川文庫)」★★★★。面白いなあ。歴史的事実をベースにこれだけの物語を紡ぎ出す手腕たるや。確かにベースとなる事実も興味深いが、きちんと人物像を作り上げ、人間ドラマとして再構築している。映画も面白くできているといいなあ。

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会計検査院のお仕事

2012-05-16 (水)

仕事

プリンセス・トヨトミって、会計検査院の話らしいっすね。

 

…ということで、県庁生活22年目にして初めて会計検査を受けた。会計検査は、独立した機関である会計検査院が行う検査のことで、国の税金が正しく適正に使われていることをチェックするもの。国のお金の使い道をチェックするのが目的なので、県費だけで事業をしている部署は、検査を受けることがない。逆に言えば、土木や農政、福祉など、国からの財政支援があって成り立っている部局は、毎年のようにその検査を受けることになる。大変だなあ。

 

適切に使われているかどうかの検査、と言っても、悪いことをしていなければ大丈夫、というわけではない。この「適切」のレベルは相当に高く設定してある。悪意はなくとも、その事務処理・会計処理が、ルール通りでなく「適切でない」と判断されれば、厳しい指摘を受け、場合によってはその補助金等に対して「返還命令」を受けることもある。ひゃあ〜。

 

たとえば、ある補助事業で、人を1名雇用したとしよう。その場合、確実にその期間雇用し、給与を適正に支払い、目的達成に向けた業務を日々着実に遂行していたことが明らかになるように、履歴書、職員名簿、雇用契約書、賃金台帳、総勘定元帳、出勤簿、業務日報…等を、付け合せし、再計算し、 内容・数字等を追っかけていく。賃金台帳ひとつ取っても、給与のほか、各種手当、社会保険の金額等も、細かくチェックされ、「Aという社員には時間外勤務手当が支払われているが、雇用契約の中には、通勤手当しか記載がない。この時間外手当の単価の根拠は?休日の出勤の場合の割増等は?」といった風に問い正される。ふはー。

 

 

今回、初めて検査を受けてみて、心底感心したのは、「彼らはプロである」ということだ w 当然、検査時間は限られるため、膨大な関係書類の全部に目を通すことなどできない。一部を抽出し、複数の書類を突合させて確認していく。それでも検査官がプロフェッショナルたる所以は、すばらしく「鼻が効く」のだ。事前にあれほど確認していた何冊もあるドッチファイルの、あるページのたったひとつの不備(でも重要な不備)を見つけてしまう。さらに、思いもよらない視点から「不適切性」を指摘されたりする。いやもうドキドキものである。

 

決して前向きな仕事ではない。新しく素敵な何かが生まれていることもない。なにせ検査するのは、すべて終わっている事業だから。

 

でも、それでも、とても大事な仕事である。無駄な支出を許さないのはもちろん、時には国の事業内容そのものを正すことすらある。彼らの存在が、業務に携わる全公務員のエリを正すことに繋がっている。特に今回、ぼくらを担当した検査官たちは、背筋がピンと伸びていて「凛」とした佇まいであった。静かに川の中に降りていき、上流から流れてくる様々な廃棄物や不純物から、その清流を守ろうとしている番人、のように感じた。

 

…ってここまで書いたけれど、今回は指摘がいっぱい(あーん)。うちのチームの処理が拙かったわけではないのだけれど、各関係機関を束ねる立場であるから、当面は会計検査院とのお付き合いが続くことになりそうである。うーん。厳しー。

 

 

[12.05.14]

・午前中、部長協議など。午後から会計検査。宿題が出て、夜は資料づくり。22:00。

[12.05.15]

・終日、会計検査。終了後、課題の整理。20:00。

[12.05.16]

・照会資料づくり。今後のスケジュール整理。都城地区の地連協のための資料。

・昼休みに「にし平」に向かっていたら、Tさんとバッタリ。ランチを一緒に。facebookの使い方など。

・息子が学校で倒れたらしい。成長期の子どもにある起立性調整障害の可能性だとか。元気なんだけどなあ。

 

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チーム「for MIYAZAKI」

2012-04-29 (日)

仕事 友人知人 宮崎県

なんと言ったら良いのだろう。それなりに長い県職員生活のなかでも、最上級に嬉しい夜だった。4月25日、うちうちで「ドクターヘリの就航を祝う会」が開かれ、ぼくを含めた「過去の担当者」たちもお招きいただいたのだった。

 

ドクヘリ活動の主役であるフライトドクター、フライトナース、そして救命救急センターのナースたちはもちろん、宮崎大学からは、学長、附属病院長、医学部長らが、県からは、知事、部長、次長が出席、さらにシンポジウムで来県された國松理事長、現場トレーニングに尽力いただいているミスタードクヘリこと松本尚先生も、ゲストとして参加。これ以上ない華やかなメンバーが揃っての会だった。

 

そして幹事を務めたのは、わが友・金丸ドクターである。会の冒頭で、彼が言った言葉がこの日のすべてだった。

 

今夜は夢を語りましょう

 

近年、医療の現場は、とても厳しい。患者からの要望が高まる一方で、専門化・細分化が進んで、圧倒的な医師不足の状況となっている。なかでも救急分野は、激務もあってなり手が少なく、崩壊の危機が続いている。今そこに、ドクターヘリという、小さな、でも力強い希望のホノオが灯ろうとしているのだ。ここから、宮崎の救急医療が、そして地域医療全体が変わっていくかもしれない。激務を自ら望んで引き受け、県民の命を守ろうという高い理想をもった医師、看護師が増えていくかもしれない。…そんな熱い夢を語る夜であった。

 

ぼくが医療担当をしていた3年間で、壮大な夢を語る医師が2人だけいた。そのひとりがドクヘリの夢を語る金丸医師であり、もうひとりが周産期医療の夢を語る池ノ上宮崎大学付属病院長(当時は産科教授)だった。

 

医療の現場では、医師たちはなかなか夢を語らない。「現実は甘くない」「理想を語れる状況じゃない」。そういう医師が圧倒的に多い中、この2人だけは、いつも「こうしたいんだ」「やればできるんだ」と熱く語っていた。宮崎大学に池ノ上病院長がいるときに、金丸医師が帰ってきた。宮崎県民にとって、本当にラッキーなことだったと思う。

 

もうひとつ。若くして鬼籍に入られた先輩・吉田拓夫さんのことも書き加えておく。ほんの2年前は、宮崎にドクヘリを導入するというのは、まったくリアリティのない話だった。救急医は慢性的に不足している。ハードもまったくない。莫大な予算とたくさんのスタッフを必要とするドクターヘリは、夢のまた夢だった。

 

しかし、拓夫さんは「宮崎の医療を再生するために、ドクターヘリの導入は不可欠」という思いで関係者を熱心に口説いて回っていた。その熱意に唯一人、応えてくれたのが、池ノ上病院長だったのだ。まったくの「ゼロの状態」で「夢にかける」のは、たぶん池ノ上病院長でなければ無理だったろう。その決意が金丸医師を宮崎に呼び戻すことに繋がり、ドクヘリ導入への挑戦が始まったのだった(その後、菅沼学長や迫田医学部長という、力強い応援隊を得たことも大きかったな)。

 

聞くところによると、4月18日の運航開始式が終わったあと、池ノ上病院長と金丸医師は、拓夫さんのお墓に報告に行かれたのだという。みな思いは同じだったのだ。

 

夢をもたなきゃね。夢を語らなきゃね。すべては夢から始まるのだ。

 

 

※会の最後に、救急センターのスタッフから、来賓へサプライズプレゼントがあった。それは、名前入りのフライトユニフォーム。

(左から迫田医学部長、國松理事長、河野知事、菅沼学長、池ノ上病院長)

 

背中にはもちろん「for MIYAZAI」

 

[12.04.25]

・議会用資料づくり。

・お祝いの会「ベル・エポック」。2次会「TIME」。松本先生、落合教授、金丸医師、長倉、長友、前田。「コードブルー」のウラ話など。長倉と2人で「hana」。

[12.04.26]

・常任委員会。質問の半分はうち。

・ソレイユ保護者会。息子のつくった鍋を食ってから参加。

[12.04.27]

・延岡出張。総務商工センター、ヤングJOB、ハローワーク延岡、プラザ、九州保健福祉大学。ランチ「松乃寿司」でオリエンタルチキン南蛮。

・会検準備20:00。

[12.04.28]

・GWだというのに通常出勤。チーム全員で会検準備。書類チェックを永遠と。ランチ「アンダーバー」。街市を少しだけ覗いたら、抽選で新茶(特等)と出汁巻き玉子が当たった。ラッキー。8:00-22:00。

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ワイルドカードからスペシャルカードへ

2012-04-08 (日)

仕事

これまで仕事と私生活を完全にクロスオーバーさせていたので、先週から徐々に分離作業を進めている(主に頭の中で)。「アピール課」在籍中は、どんなジャンルであってもポジティブなものは業務の一環として取り組むことができた。「だって宮崎のアピールになるから」というのはワイルドカードだったですよホント。どんなものでも受け入れることができた。これからはそうはいかなくなる。

 

たとえば、大宮高校からの依頼案件。「地域活性化」というテーマについて、先生たちと一緒に企画を考え、1泊2日で研修を行うというもの。個人として頼まれたけれど、昨年は、最終的に学校から課へ正式なオファーを受け、業務扱いとなった。今年、後任に引き継ごうとしたら、学校側は、ぼく個人にお願いしたいとのことだった。去年も入口は個人への依頼だったわけで、元に戻ったということでもある。そんなわけで、年休を取り、ボランティアとしてお手伝いすることになった。地域活性化のテーマを、労働政策で受けるのには、やや無理があるからな〜。

 

こんな風に、職責上のワイルドカードを持たないぼくは、個人としてのスペシャルカードで対応していかなくてはいけないのな。でも、あんまり強いカード持ってないなあ。これから何か技術を身につけるかな。でも何の?

 

[12.04.06]

・「サポステ」へ挨拶。委員会資料作成。暴言ランチ「春日」。

・室歓迎会。「寿司とみたか」「hana」。ナベシェフに挨拶のつもりの「とん足ライダー」「hana」「東風屋」。

[12.04.07]

・子どもを迎えに西都。娘2号入園式。文化公園にて花見。都、戸高、。

・「黄金の七人」★★★★。1965年イタリア映画。超〜オシャレ。音楽といい、物語の展開といい(特に後半)、わくわくする。友人に教えて貰わなければ知らないままだったな〜。映画は過去にも未来にも旅ができる。主人公の女性が好みだったらパーフェクトだった。

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