高校生のパワー

2011-04-21 (木)

仕事

今日、大宮高校文化情報科の1年生研修に講師で呼ばれてきた。
この研修は「探求」という授業の一貫で、1泊2日の合宿でひとつのテーマについて研究するというもの。今回、縁あってこの合宿のカリキュラム設定から携わらせて貰うことになった。担当の先生からの提案は「地域振興」というテーマ。あるテキストを元に議論を深めたい、ということだった。
それを更に噛み砕いて整理していったのが、ぼくや中山間政策を担当する後輩たち。「地域振興」というテーマは高校生には抽象的過ぎて、机上の空論になってしまうのが見えている。そこで、文化情報科、つまり文系秀才の少年少女ということを踏まえ、レポートではなく「特産物のCMをつくろう」というかたちに落とし込んでみた。
「CM」をつくるということは、まずその対象物を十分に知ることから始まり、周辺情報の収集、そしてその特徴をどう展開し表現すれば消費者に届くか、というクリエイティブな作業もある。まさに「探求」という授業に相応しいワークショップと考えた。
素材は、合宿先である高鍋町の「ミルク鍋の素」(来月発売予定)を使用した。ちょうど学校側が用意した地域振興のテキスト本にも、高鍋町の取り組みが紹介されているということもあって、展開としては申し分なし。昨日は、「鍋の素」開発者本人からオリエンして貰い、かなりリアリティのある「CMコンテスト」となった。
コンテストでは、約80名の生徒が12チームに分かれて半日かけて1本のCM絵コンテを完成させる。今日のぼくの役割は選考委員長という偉そうなもの。各チームからのプレゼンを聞いて、ひとつひとつ講評するのだ。
12本分の講評って、そう簡単ではない。ときに制作者の意図をくみ上げ、ときに制作者も意図していないような美点を拾い上げ、この作品の「要点」をまとめなくちゃならない。そもそも非常に短い時間でつくられたものであるから、アイデアの熟度や完成度は二の次で、どこをどう「考えていったか」を見つけていくのがポイントだった。
でも、結局は12本の講評ネタにはちっとも困らなかったな。各チームそれぞれに商品のセールスポイントが違い、アプローチが違い、もちろん表現方法も様々だ。絵コンテだけでなく、小芝居もあるし、なかには仮面まで用意したチームも。高校1年って、こんなにも柔軟な発想ができるんだな。いやいや、こっちが勉強になったよ。

[memo]

・朝7:30に職場を出て農業大学校へ。大宮高校文化情報科の研修で講師。
・部長は納得して頂いた模様。良かった。
・局歓迎会。「宮崎観光ホテル」。寺田奈央はなかなかいい子。

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