この「敗戦処理」的な人口減少時代でどう働くか

2016-01-05 (火)

仕事 地方公務員

2016年の日本において、ぼくらが置かれている状況は極めて厳しいものがある。経済状態がいくら改善しようが、東京オリンピックの「特需」が待っていようが、そんなのは目先の話だ。なにせ人口が減っていくのだから。

 

日本の歴史のなかで、これだけ大幅な人口減少が予測されたことはない。100年もしないうちに「半減」するというのである。

・そもそも日本には明治維新(1868年)の頃には3380万人しかいなかった。

・77年経った第二次世界大戦後(1945年)には7199万人へと倍増した。

・65年後の2010年には1億2806万人で日本の人口はピークを越える。

・そして90年後の2100年の未来予想は4959万人である。

 

ピークから90年(2016年から84年後)で6割減!である。

 

周りから6割の人がいなくなった街を想像してみよう。山間部からは人が消え、都市部に人が集まっているのだろうか。それとも、 いくつかの山間部はしぶとく生き永らえ、「選択された」都市と共存しているのだろうか。どっちにしても「選択されなかった」都市は、まるで「未来少年コナン」のように朽ち果てているのだろうか。

 

そんな未来が予想されていているのに(しかも人口予想はかなり精度が高いのだという)、なんだかまだまだ日本は成長していくんじゃないかという「ぬるい空気感」「希望的予測」に満ちている。自分の「孫」たちは、ひょっとしたら廃墟となった街に佇んでいるのかもしれない…と想像している人はかなり少数派なんだろう。

 

これからの100年間は相当な苦しみが伴うことは想像に難くない。少なくとも国内マーケットが4割まで減るのだから、あらゆる業種で構造的な転換が必要なハズだ。

そもそも日本は生産性が低い国だと言われいる。2014年はOECD加盟34カ国中第21位。2005年から21位の状況が続いており、主要先進7カ国でも最も低い水準となっている。これから世界をマーケットにして高い生産性の国に変わっていかなくては、どうやったって生き残れない。

 

言い方を変えれば、勝者のない「敗戦処理」をするようなものかもしれない。いかに上手に負けて、痛みを小さくしていくか。そのために、ぼくたち公務員はどうしていくべきか。
2016年はそんなことを考えていきたいと思っている。

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海森堂rss

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