宮宮コンビから宮宮の絆へ〜その2

2013-01-24 (木)

地方公務員 宮崎県

お笑いのような「宮宮コンビ」を結成したものの、これというネタがないまま数ヶ月が経過した。宮ギ県N氏とは時々連絡は取り合ってはいたが、なかなかコレというアイデアは浮かばなかった。「宮宮はうまい!」宣言が、それなりのボリュームで報道されたことでかえって妙な期待感を盛り上げてしまい、宮ギ県では県議会で取り上げられるほどだったという(未確認情報)。

 

そうこうしているうちに、ぼくが企画した「みやざきweeeek」の開催が迫ってきた。これは首都圏において宮ザキ県のプロモーションを同時多発的に展開するという企画だった。「ファミリーマート」でチキン南蛮弁当や肉巻きおむすび(おにぎりでなく!)を売り、「イオン」で宮ザキの野菜や果物を大々的に販売し、「モスバーガー」でチキン南蛮バーガーを売り、地下食の「R 1/F」に「宮崎野菜たっぷりサラダ」があったり、「品川プリンスホテル」や「ホテルサンルートブラザ東京」のレストランで宮ザキの食材三昧のフェアを開催…というような内容。

 

簡単に言えば、宮ザキ県の「なにか」とコラボした商品を企業に用意していただき、短期集中的にあちらこちらで一斉に販売したら、「お。なんかあっちでもこっちでも宮ザキが盛り上がってんな!」「やるな!」「かっけーな!」的な企画なのであった。

 

ぼくは、図々しくも、この「みやざきweeeek」に宮ギ県も参加しませんかと持ちかけた。よくよく考えてみれば、他県のプロモーション企画を盛り上げてよ〜ということであって、提案するだけで失礼千万なわけだが、宣言から半年近く経過する中で、これというネタもない中、宮城県N氏も前向きに協力していただいた。まあ、何でもいいから次の打ち出しをしなくてはならなかったのである。

 

結局、両県でいろいろ考えた末、アンテナショップ同士でのコラボをやることになった。宮ギ県は池袋東口に「宮城県ふるさとプラザ」を設置している。宮ザキ県には、新宿南口に「新宿みやざき館KONNE」がある。キャンペーン期間中、この池袋ー新宿でスタンプラリーをして貰い、合計で2,000円以上の買い物をした方にもれなく両県からの粗品を合計2つプレゼントする、という企画だ。宮ギ県の粗品はブランド米1合。宮ザキ県の粗品は日向夏ジュース1本。

 

実施前は、「粗品に自信アリ、とはいえ、わざわざ池袋ー新宿間を移動したりするかなあ?」という疑問があった。それが、フタを開けてみれば、1日平均5人以上の方が粗品をゲットしていた。ゼロかも?と覚悟していたので、コンスタントに粗品を貰って行く方がいらっしゃるのは嬉しかった。何でもやってみないとわからないものなのだ。

 

とはいえ、2009年の2月に開催したこの「みやざきweeeek」企画は、宮ザキ県のプロモに宮ギ県も「ちょっと協力して貰った」ものであって、本格的なコラボというには程遠い内容だった。再び「ネタがない」という苦しみループに入っていった。

 

 

そんなツラい日々のなか、動いたのは宮ギ県だった。いや、村井知事だった。知事があるパーティでセブン-イレブンの仙台支社長と懇談した際、この「宮宮コンビ」の話を持ちだされ、「おたくで何かやってくれないか」と持ちかけたというのだ。でた!「何かやってくれ」攻撃(笑) いや、村井知事の「何かやってくれ」は実際に何かが生まれるからすごい。

 

セブンの仙台支社はすぐに動いた。九州支社に連絡を入れ、「何かやりましょう」と真剣に考えてくれた。結局、両支社同士で企画を立てて「宮宮はうまい!宣言 宮城県☓宮崎県フェア」を開催することになった。両県の特産物を使った惣菜・パンなどをつくり、両県エリア内のセブン-イレブンで販売するのだ。やっとコラボっぽい企画!しかも他人のフンドシで!素晴らしすぎた!

 

ところで、この企画、販売開始が迫ったところで大きなトラブル?が発生した。このフェアに合わせ、村井・東国原両知事が、セブン-イレブン本社で記者会見をすることになった。支社の企画ではあるものの、本社を会場に使うことになり、また2人の知事がやってくるということもあって、本社内部で、「一応お耳に入れておく」程度な感じで、徐々に情報が「上」の方へ伝えられていった。販促部>担当取締役>専務>社長へと。そしていよいよ会長にまで情報が伝わったとき、会長からこんな一言があったのだという。

 

記者会見を東京でやるのだから、東京エリアでも当然販売するよね

 

会長、グッジョブ! 当初、宮ギ県(321店舗)・宮ザキ県(136店舗)だけで販売予定だったものが、会長の一言で都内(1,646店舗)を加えた合計2,103店舗で販売することになったのである!しかも1週間前に!近くで見ていても現場の混乱は凄まじいものがあった。当初予定した食材や販促物を一気に4倍以上に増やさなくてはならないのだ。そういうバタバタもあって、すべてのアイテムを全店舗で販売することはできなかったものの、メディアにも取り上げられ、非常によく売れたらしい。これもまた両県にとっては嬉しい限り。

 

そのあとも、セブン-イレブンは県を介さずに自主的な「第2弾企画」も開催してくれた(ただし東京地区はなしで w)。なんとも、ありがたいことである。

 

 

 

こうして、セブン-イレブンのおかげでグイッと盛り上がった「宮宮コンビ」は、村井知事や三浦副知事が、ベガルタ仙台の宮ザキキャンプの激励に来ていただくようになったり(それ以前はなかったらしい)、両県の職員ブログ「なおこが行く」と「ふぞろいのマンゴーたち」が交流するようになったり、あるいはその交流が河北新報に掲載されたりして、なんとなく「宮宮コンビ」が本格的に何かやってる感は継続していったのであった。

 

ーーーまさかの口蹄疫が宮ザキを襲うまでは。

 

 

[13.01.19]

・野呂さんのアテンドで気仙沼へ。途中「アンカーフルセイルコーヒー」にてラテ購入。店員さんのサービスが心地良い。気仙沼港。地盤沈下が凄まじい。復興商店街経由で「齊藤茶舗」。店舗だけ見ていると、とても潮水に浸かったとは思えない。大変だったろう。お父さんと最近の様子などを。

・仮店舗で営業中の「アンカーコーヒー」。店員さんがまた感じよい。ソーセージサンドのパンと禁断のホットリッチチョコレート☆。ネーミングが素敵過ぎるので野呂さんと「禁断ず」結成(意味不明)。あとで専務のやっちさんが顔をだしてくれて、小1時間ビジネス談議。行政への不満は真っ当な不満。課題に追われて行政力も低下しているのかも。「いつか水産加工を」という言葉が印象的。

・「コヤマ」へ。五代目小山くんは先週お父さんをなくされたばかり。ブログを読んでファンになったのでぜひ頑張って欲しい。銘菓「ほたてもなかくっきー」を購入。たまたま宮ギ県庁のエース!の山田夫妻に遭遇。ほぼ日経由で予備知識はあったけど、野呂さんからの情報も多く、会った時点で昔からの友人じゃないかと錯覚したほど w。

・「第十八共徳丸」。テレビで何度も見た船。大きさは想像していたものだったが、目の前にあるとその重量感を肌で感じられてひたすら圧倒される。こんなものが陸上を移動するという恐ろしい力。続いて「すがとよ酒店」跡地へ。根こそぎもっていかれた鹿折地区にポツンと小さなプレハブが置いてある。そこが跡地。震災前後の写真が張ってあり、いかに大きな被害だったかを再確認。「負げねぇぞ気仙沼」のノボリがはためいている。そのあと仮設店舗で営業中の菅原さんから、地酒「男山」と「両国」を購入。

・日がどっぷり暮れる頃、ようやく南三陸町へ。防災庁舎の静かなたたずまい。山間に仮設された「南三陸さんさん商店街」へ。「及善蒲鉾店」。美味しい笹かまを野呂さんから奢ってもらう。「ヤマウチ」。閉店しかかるところをムリヤリあけてもらい海産物など多数購入。おかあさんの笑顔とオススメ上手にやられた。

・石巻へ。グランドホテルにチェックイン後、「五エ門」へ。畠山さんのほか、津田鮮魚店のおさかな王子こと津田くん、漁師の阿部くん、西条くん。みんな若いのに強い危機感と強い勉強意欲がある。こういう若者にはぜひ成功して欲しい。バイトの子にはボランティアで来てそのまま働いている子も。そのうちひとりは偶然にも「みやざき中央新聞」に関わっているらしい。2次会は、適当な居酒屋(名前忘れた)にて畠山さんと。

 

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