総プロジェクト化構想

2013-01-06 (日)

地方公務員 未分類

ぼくは、公務員のすべての仕事がプロジェクト化すればよいのに、と思っている。プロジェクトとは、「ある目的を達成するために計画をたて遂行すること」であり、そのゴールは「ある目的を達成すること」である。公務員のすべてが「ある目的を達成すること」に注力できたらどれほどすごい力になることだろう。

 

なんてことを書くと、ちょっとおかしなことを言っているように聞こえるかもしれない。県には施策のおおもととなる総合長期計画(宮崎県の場合は現在4カ年の「未来みやざき総合プラン」)があり、キチンと目指すべき方向が決まっているではないか。そしてジャンルごとに明確な目標を掲げて、数値目標も掲げた個別のプログラムを組んでいるし、その進捗状況については毎年、外部の委員からの評価も頂きながら、達成度を図っているではないか、と。

 

そう。県という組織全体としては、「こうありたい宮崎」を描きながら施策を打ち、県議会からも厳しい意見を頂きながら、ひとつずつ確実に目的達成に向かって進んでいる。ぼくが「プロジェクト化」と言っているのは、そういう総体的な話ではなく、もっと個別の、各論上での話なのだ。

 

具体的に説明する。県庁の場合、年度の頭に「事務分掌」と呼ばれる事務分担表を作成し、各職員ごとの業務が割り振られる。 これまでの経験上、宮崎県では一人あたりおおよそ5項目程度の業務を受け持つ。ここで言う業務というのは、個別の事務作業という意味だ。たとえば、一項目の業務例として「市町村向けの某・補助金業務」があったとする。この業務を担当することになった職員は、補助金の説明会の実施・市町村への要望照会にはじまり、交付要綱の策定・周知、希望のある市町村からあがってくる申請書類の集計・審査、そして交付先や交付額の決定、そして実績報告の審査、補助金の交付などなど、補助金にかかる一切の事務処理・会計処理をひとりで行うことになる。

 

当然、業務によって、その困難度・処理量・処理期限などが異なるので、各所属において本人の力量や経験値などを考慮しつつ、業務配分を決めていく(これは行政に限ったことではなく、ある程度の規模の企業であれば、当然このような事務配分というのはあるのだろう)。各職員は、割り振られた業務をひとつひとつ確実に処理していく。そうやって県行政は動いている。

 

さて、ここでぼくが問題としたいのは、まさにこの「事務分掌」なのである。個別の業務というのは目的を達成するための「手段」である。言い方を変えれば、「一連の業務を滞りなく処理することができた」というのは、「キチンと手段を講じた」ということに過ぎないのであって、イコール「目的を達成した」ことにはならない。当たり前だ。もちろん、「目的」を達成するために組まれた「手段」であるから、業務を処理することは「目的」を達成するための重要なステップである。だけれども、その処理ばかりに気を取られていると、「目的」の達成がついつい見過ごされがちになってしまうのだ。

 

冒頭で、公務員のすべての仕事が「プロジェクト化」すればよいのに(仮に総プロジェクト化構想とする)と言ったのは、職員に「手段」を割り振るのではなく「目的」を割り振ればよいのに、ということだ。県庁が抱える「県民の幸せ」という大きな「目的」を細分化して、小さな「プロジェクト」に落としこむことで、直接「目的」を担当するようにする。そうすることで職員は「手段」から開放されるのだ。

 

実はこの「手段からの開放」は、仕事のススメ方を大きく変える。…ということで、この話は明日につづく。

 

[13.01.06]

・掃除、洗濯のあとのんびり。

・午後から「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued〜10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう」★★★。
「DOCUMENTARY of AKB48 show must go on〜少女たちは傷つきながら夢を見る」★★★★★。2年ほど前、AKB48、というか、ノースリーブスの3人とホンのちょっとだけ仕事で絡んだことがあった。当時はぜーんぜん興味がなかったので、「たかみなちっちぇえ」ぐらいの感想しかなかった。まあ、当時も人気者ではあったが、あのあと単なるアイドルグループでなくなり急激に国民的アイドル化していったという印象がある。そのAKB48のドキュメンタリー映画があるという。これまで2本が公開されているのだけれど、その第2弾が「大傑作」だというので、DVDを借りてきて見てみた(ついでに第1弾も)。で。いやもう本当にこれがすごい映画だったのである。AKBのメンバーの、なんと「大人」なことか。なんと体育会系なことか。いや、プロレス的なことか。サブタイトルにあるようにまさに「少女たちは傷つきながら、夢を見」ているのだ。その傷つき具合が、ハンパない。AKB総選挙、西武ドームライブ、東北震災支援、チーム4…といったいくつかのエピソードをクロスさせながら、「アイドル地獄絵図」を描いて見せている。すごい世界。あー。たかみなの大ファンになっちまったよ〜。

・「ドライブ」★★★★。なんと静かな主人公。そして激しい暴力。そして美しい映画。これって繰り返しみてどんどん好きになる映画かもしれない。

 

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