やっぱり薫堂も電通も好き

2012-09-09 (日)

仕事 読書

「小山薫堂 幸せの仕事術」を読んで自分の気持ちを再確認。ああやっぱりこの人のクリエイティブは好きなんだわ。

 

小山薫堂といえば、ぼくにとって「カノッサの屈辱」をつくった人だ。第1回目の放送を見て激しく感動したのを覚えている。感動し過ぎてのちに出版された本まで買ったぐらい。他にも「TVブックメーカー」「メトロポリタンジャーニー」「料理の鉄人」「ハンマープライス」…。放映時には知らなかったけれど、あとからぼくがハマった番組をことごとく手がけているのを知った。その「薫堂」テイストは、ぼくの嗜好にド・ストライクだった。

 

一方で、小山薫堂といえば、勝手にライバルだと思っている人でもある。なにせ、九州新幹線全線開業に併せて行われた「くまもとサプライズ!」を手がけている。当時、ぼくは「みやざきアピール課」にいて、「莫大な新幹線予算をじゃぶじゃぶ使って楽しそうにやってんな>熊本県」と羨望の眼差しで見ていた(むろん、熊本側から見れば、東国原知事をタダで?使って贅沢な!ということだったろうが)。

 

なので、薫堂さんが手がけた「くまモン」にも、めちゃめちゃライバル心を燃やしていた。「デザインが水野学さん?そりゃいいに決まってる!」「1万人に名刺を配るだと!いいアイデアじゃないか!」「くまモン体操?県民巻き込めてるじゃないか!むきー!」といちいちチェックしては、羨ましがったり、悔しがったり、凹んだりした。

 

特にキグルミ版「くまモン(現行バージョン)」は、ぼくらのキャラクター「みやざき犬」と同じくKIGURUMI.BIZさんが手がけているということもあって、「かわいさ度」では同等以上なハズで、だからこそ企画力では絶対に負けたくない思いが強いのだった。 そんな思いが募りすぎて、ついつい、FBでは、「この熊公め!」「腹黒野郎!」と悪態つきまくる始末。

 

でも、本書の「くまモン」の項を読んで、「あ〜でもやっぱり価値観一緒だわ」と改めて感じ入ってしまった。これからのくまモンの在り方について、薫堂さんも、ぼくとまったく同じアイデアを提示しているのだった。そうよね、物語大事。宮日さん、なんとかして。

 

 

もうひとつ、ホントは好きだったのが電通。電通のクリエイティブには大好きなものが多いから、一緒に仕事をするときには大いに期待しちゃうんだけど、こちらの予算が少なすぎて、なかなか満足のいく企画に育てられなかった…。こちらの出したアイデアに即座に「それいいですね!」とか言われちゃうと、違うだろ!そっちが考えるプロだろ!そっちからいい企画出して唸らせてくれよ!全然ダメじゃん電通(九州)!…と何度もキレた。

 

一方で、東京本社が力を入れてやってる「東京マラソン」の仕切りとかを自分でも体験してみると、「さすが電通」と激しく感激。そして、やはりビッグバジェットじゃないとダメなんだなあと凹んだりもした。

 

結局、薫堂さんにしても、電通にしても(って個人と大企業を並列で並べるのもなんだが w)、一方的な思いが強すぎて、でも一緒に仕事ができなくて、切な悲し寂しいんだなあ。

 

…ということで、薫堂さんの本読みながら「やっぱり大好き」という気持ちを再確認したです。いつか一緒にいい仕事ができるとよいです。電通も絡めて。どこかに大きな予算、落ちてないかなあ…。

 

 

 

[12.09.07]

・通勤途中、「ガリガリ君コーンポタージュ」購入。まんまな味(笑)

・議会対応。自民党からの提言同席。

・「side street cafe」にてサイストカレー。

[12.09.08]

・久々に予定のない休日。娘1号のピアノ教室ついでに、イオンの新店舗を冷やかしてまわる。雑貨は楽しいなあ。

・「小山薫堂 幸せの仕事術(NHK出版)」★★★。「考えないヒント」や「もったいない主義」など一連の著作を読んでいるので新鮮味はなし。同じエピソードもあるし。ただ、「ああ、この人のクリエイティブ、好きだわ」という気持ちを再確認。

・Run 7km ’50。

 

 

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