フジテレビ系で絶賛放映中の「リーガル・ハイ」は、久々の傑作テレビドラマだと思う。でも、視聴率は10%そこそこらしい。うーむ。世間はなぜこの面白さに気づかないのか。
…というぼく自身も初めて見たのは、第6話(遅!)。でも、あまりの面白さに、速攻第1話を探し出し、物語の前提を再確認したほど(なんて便利な世の中!)。
面白さのポイントはいくつもある。まずは練り上げられた脚本(古沢良太)が素晴らしい。法廷ドラマとしての起承転結のポイントを抑えつつ、わずか1話の枠の中に、膨大な情報量(台詞)で登場人物や事件の背景を語らせ、物語に深みを与えている。また、どんなにシリアスな展開でも、決して予定調和に落ち着かせず、最後は必ずオチ(笑い)を入れてくる。そのバランスも絶妙。
さらにキャラクター造形が絶品。これは脚本・演出・俳優たちの見事なコラボレーションがなせる技だろう。古美門研介役の堺雅人が醸し出す知性と俗世。黛真知子役の新垣結衣の美しさとダサさ。三木長一郎役の生瀬勝久らしい品格と醜悪。主要登場人物でこれほどキャラが立っているのは、ルパン三世以来かも。ガッキーのはまり役っぷりが凄い。
それと特筆したいのは、根底にある「毒」の部分。「南アルプス市」の存在をある意味全否定した「南モンブラン市」という設定があったり、秋元康がモデルっぽい登場人物を「アイドルにパンツ脱がせる歌しか書けない」と批判したり。「毒」の裏返しで実は「愛」もあるのです、というフリをしてやっぱり「毒」吐いて終わる、という潔い姿勢も好き w
それにしても、このドラマを真っ先に「面白い!」と言い出したのは、愚息である。第3話ぐらいで面白さに目覚め、かつてない程気合を入れて見ている。今日も、録画していた第10話を、終始ゲラゲラ笑いながら見て、エンディングが終わったところで「これは傑作だ!」と叫んだ。うむ。小学5年でそこまでハマるとは。お前もサブカル魂を受け継いでいるようだな〜。
[12.06.20]
・常任委員会。報告事案について質問続出。宿題2件。さてと…。総務の委員会でもうちの事業が話題に。G課へ説明に。
・昼休みに100kmリレーマラソンの記念品などを配布。あれ?タオルが1枚足りないや。
・金曜日のチケットなど。りえぞうと。録画した「リーガル・ハイ #10」。WEBで「#2」。