会計検査院のお仕事

2012-05-16 (水)

仕事

プリンセス・トヨトミって、会計検査院の話らしいっすね。

 

…ということで、県庁生活22年目にして初めて会計検査を受けた。会計検査は、独立した機関である会計検査院が行う検査のことで、国の税金が正しく適正に使われていることをチェックするもの。国のお金の使い道をチェックするのが目的なので、県費だけで事業をしている部署は、検査を受けることがない。逆に言えば、土木や農政、福祉など、国からの財政支援があって成り立っている部局は、毎年のようにその検査を受けることになる。大変だなあ。

 

適切に使われているかどうかの検査、と言っても、悪いことをしていなければ大丈夫、というわけではない。この「適切」のレベルは相当に高く設定してある。悪意はなくとも、その事務処理・会計処理が、ルール通りでなく「適切でない」と判断されれば、厳しい指摘を受け、場合によってはその補助金等に対して「返還命令」を受けることもある。ひゃあ〜。

 

たとえば、ある補助事業で、人を1名雇用したとしよう。その場合、確実にその期間雇用し、給与を適正に支払い、目的達成に向けた業務を日々着実に遂行していたことが明らかになるように、履歴書、職員名簿、雇用契約書、賃金台帳、総勘定元帳、出勤簿、業務日報…等を、付け合せし、再計算し、 内容・数字等を追っかけていく。賃金台帳ひとつ取っても、給与のほか、各種手当、社会保険の金額等も、細かくチェックされ、「Aという社員には時間外勤務手当が支払われているが、雇用契約の中には、通勤手当しか記載がない。この時間外手当の単価の根拠は?休日の出勤の場合の割増等は?」といった風に問い正される。ふはー。

 

 

今回、初めて検査を受けてみて、心底感心したのは、「彼らはプロである」ということだ w 当然、検査時間は限られるため、膨大な関係書類の全部に目を通すことなどできない。一部を抽出し、複数の書類を突合させて確認していく。それでも検査官がプロフェッショナルたる所以は、すばらしく「鼻が効く」のだ。事前にあれほど確認していた何冊もあるドッチファイルの、あるページのたったひとつの不備(でも重要な不備)を見つけてしまう。さらに、思いもよらない視点から「不適切性」を指摘されたりする。いやもうドキドキものである。

 

決して前向きな仕事ではない。新しく素敵な何かが生まれていることもない。なにせ検査するのは、すべて終わっている事業だから。

 

でも、それでも、とても大事な仕事である。無駄な支出を許さないのはもちろん、時には国の事業内容そのものを正すことすらある。彼らの存在が、業務に携わる全公務員のエリを正すことに繋がっている。特に今回、ぼくらを担当した検査官たちは、背筋がピンと伸びていて「凛」とした佇まいであった。静かに川の中に降りていき、上流から流れてくる様々な廃棄物や不純物から、その清流を守ろうとしている番人、のように感じた。

 

…ってここまで書いたけれど、今回は指摘がいっぱい(あーん)。うちのチームの処理が拙かったわけではないのだけれど、各関係機関を束ねる立場であるから、当面は会計検査院とのお付き合いが続くことになりそうである。うーん。厳しー。

 

 

[12.05.14]

・午前中、部長協議など。午後から会計検査。宿題が出て、夜は資料づくり。22:00。

[12.05.15]

・終日、会計検査。終了後、課題の整理。20:00。

[12.05.16]

・照会資料づくり。今後のスケジュール整理。都城地区の地連協のための資料。

・昼休みに「にし平」に向かっていたら、Tさんとバッタリ。ランチを一緒に。facebookの使い方など。

・息子が学校で倒れたらしい。成長期の子どもにある起立性調整障害の可能性だとか。元気なんだけどなあ。

 

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