久々に何の予定もない休日。自宅でゴロゴロして過ごした。読みかけの小説を読んだり、DVD見たり、散歩したり、音楽聴いたり(まだまだヤマタツ中)。そう、本来の自分は、こういうナマケモノ的な暮らしが得意なのだ。
この4年間、公私の境がホントになくて、年がら年中、仕事のことばかりが頭を巡っていた。読む本も専門書やビジネス書が中心となり、ちっとも小説に手が伸びなかった。よほどハマったんだなあ w
さて。近日中に来年度以降の新たな仕事が明らかになる。異動するのかしないのか。クリエイティブ性の高いものなのか、ルーティン的なものなのか。種類によってどこまでプライベートが侵食されるかは違ってくるだろうけれど、サラリーマンである以上、どんなものでもちゃんとはする。今は、しばしの「宙ぶらりん」な時間を楽しむのだ。
↓映画「ロスト・イン・トランスレーション」のなかに出てくる映画内ポスター w
[12.03.19]
・資料の整理。ビズさんと打合せ(かぁ3の顔関係、産学官ダンス甲子園関係)。ランチ「ハバネラ」。
・「ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち/三上延(メディアワークス文庫)」★★★★。いわゆるライトノベルなんだけども、登場人物が魅力的なので、ぐんぐんと読ませる。シリーズ化されているようなのでたぶんそれも読む。ドラマ化もされるかもね。
・「イシューからはじめよ/安宅和人(英治出版)」★★★。この4年間、仕事で自ら体感してきたことが言語化されている感じ。「ああこういうことを模索して身につけてきたんだなあ」と再確認する。逆にこれって何の体験もない人が理論だけで理解できるものなんだろうか…。
[12.03.20]
・朝、1時間ウォーキング。これから少しずつ。散らかりまくっていた机を片付け。すっきり。
・「ロスト・イン・トランスレーション/ソフィア・コッポラ」★★★★。言語、性別、世代など、さまざまなディスコミュニケーションのあり様と心情を丁寧に描いている。語り過ぎず、演出でキチンと見せる。巧いなあ。でも、この映画は日本人が見るのと、日本人以外の人が見るのとでは受け取り方が違うハズ。だって「んな、日本人いねえよ!」という突っ込みどころ満載だもの。監督はそれを意図的にやっているわけで。できれば、日本人以外の人としてこの映画を見たかった。その方がノイズが少なくて純粋に楽しめたハズ。ビル・マーレイが素晴らしすぎ。巨乳も素晴らしすぎ。
・「ここ 食卓から始まる生教育/内田美智子・佐藤剛史(西日本新聞社)」★★★★。再読。当たり前のことが書いてある。それが響く。「はなちゃんのお味噌汁」を読んだあとには尚更。
・「ぼくのメジャースプーン/辻村深月(講談社文庫)」★★★★★。すげー変な小説。珍品。とにかく肝心の設定自体がなんだかおかしなことになっているのだけれど、根底に流れている作者独自の「愛」の描き方が素晴らしく、一気に読ませる。これはファンになるわ。