由紀さおり

2011-11-16 (水)

音楽

なんだか由紀さおりが世界各地で売れているらしい。米国iTunesのジャズ部門では1位を取ったとか。

今回話題になっているのはアルバム「1969」。アメリカのジャズバンド「ピンク・マルティーニ」との連名、というニュース性だけで取り寄せてはみたものの、なんとなく阿川泰子やマリーン(古い!)的なものを想像していた。あるいはakikoとか。しかし、その予想は完全に裏切られて、もう全然「歌謡ポップス」なんであった。それも超〜とびきり上質な。もう、ここ2週間あまり、どっぷり聴き込んでいる。

 

由紀さおりって、安田姉妹としての童謡ハモリングか、ベタなコメディエンヌのイメージしかなかったけれど、その歌声のあまりに艶っぽいことにビックリした。ぼくの知っている由紀さおりでは全然ない。鼻歌でも歌っているように、軽やかにさらーっと歌っているようでいて、瑞々しかったり生々しかったり官能的だったり、その表現力の幅と深さが半端ない。聴けば聴くほど「歌」の巧さに唸るしかなくなる。全編「歌謡」なアレンジで由紀さおりのボーカルを際立たせるピンク・マルティーニの演奏も見事だ。

 

たとえば、今、なにかと犬がらみなこと?に囲まれている自分には、人と動物(というか竜)の切ない愛情を歌った「パフ」などは、たまらなく沁みてくる。沁みるというか、胸がきゅんきゅんする。歌そのもので、これほど直截的に感情を揺さぶられたことは最近なかった気がする(「太陽のメロディー」はちょっと意味が違うし)。

 

歌が巧いというと、ついつい「あのかーねーうおうおうお〜、ぬあらすのは〜あぬあたああ@和田アキコ」的な歌い上げるものを連想しがちだが、この繊細な表現力こそが歌の巧さであるよ。由紀さおりの巧さはワールドクラスではないか。もう全然歌謡曲は世界で勝てる、って思う。

 

…って、なんでこんなに熱く語っているのか自分。明日も朝が早い。寝ろ。

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