俗世間から遠い国

2011-11-07 (月)

主夫生活 家族家事家 読書 食・食材

先日、久々に行った本屋で雑誌を大人買いしてしまった。あまりにもハートを強くノックする特集ものばかりだったので。

 
「Pen /一冊まるごと森本千絵」
「プレジデント別冊/禅的シンプルライフ」
「クロワッサン特別編集/やる気にさせる家事のコツ」
「男のクロワッサン/男の台所術」

 
1冊目以外は、見事に「主夫的視点」のものだな。ますます俗世間から遠いところに来ている。森本千絵特集も、単に彼女の大ファンというだけだし、相当仕事を忘れてきているかも…。連日深夜まで残業しているうちのチームのみんな、すまん。私を探さないでください。

 

パラパラ眺めたところで、気になった記事がふたつ。

 

ひとつは「禅的シンプルライフ」のなかの「断捨離」入門。ベストセラーの著者がヨガの行法哲学からあみ出した片付け術を、著者の自宅の様子も見せつつ(ホントにシンプル!)、その概要が説明されている。面白いのは、この “片付け術” が「禅」の巻頭特集であり、後段のさまざまな「禅」の世界へと見事に誘導してくれることだ。人と同じように、家にも新陳代謝が必要…という一文には膝を打った。

 

今日はたまたま娘2号の慣らし保育日ということもあって、彼女が不在の午前中、さっそく「服の断捨離」をやってみた(若干コンマリ流も交えつつ)。ぼくは元々それほど服持ちではないが、約2時間で、40ℓのビニール袋3つ分を「断捨離」することができた。うーん、スッキリ。ぼくはもう新しい地平に立っている(単純)。

 

 

もうひとつは「やる気にさせる家事のコツ」のなかの辰巳芳子流「合理的家事」。辰巳芳子といえば、いや、辰巳先生といえば、なく子も黙る料理研究家の大御所である。その先生が記者を教え諭すところが実に面白く、また耳に痛い。たとえばこんなやり取り。

 

「ただね、あなたたち、生活だ家事だって簡単に口にするけど、生活の向こうの人生を忘れてはなりませんよ。あなた、生活とはなんだと思いますか」

…自分が生きやすく暮らすこと、でしょうか。

「その程度の言葉の力じゃ人は納得しません」

教えてください。

「またすぐ聞く。私を憎らしいと思ったら、考えて考えて考えて、そのくらい対峙しなければ。家事はね、生活の目標を支えるものだけれど、人生の目的を支えているのも家事なんです…(略)」

 

深いです、先生。

 

とはいえ、先生がおっしゃるように「ゆとりをつくるための工夫をする」「独創的にさぼる」ためには、相当な基礎的技術が必要なわけで、ちんたらワイン飲みながらペラペラと雑誌を眺めている自分には無理っス。ハードル高いっス。まあ、先生が推奨する展開料理ができるようになったら、鬼に金棒、弁慶になぎなた、都農ワインにサニールージュだ。いやこの新作ワイン、旨いよ。飲み過ぎ警報。

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