会計検査院のお仕事

2012-05-16 (水)

仕事

プリンセス・トヨトミって、会計検査院の話らしいっすね。

 

…ということで、県庁生活22年目にして初めて会計検査を受けた。会計検査は、独立した機関である会計検査院が行う検査のことで、国の税金が正しく適正に使われていることをチェックするもの。国のお金の使い道をチェックするのが目的なので、県費だけで事業をしている部署は、検査を受けることがない。逆に言えば、土木や農政、福祉など、国からの財政支援があって成り立っている部局は、毎年のようにその検査を受けることになる。大変だなあ。

 

適切に使われているかどうかの検査、と言っても、悪いことをしていなければ大丈夫、というわけではない。この「適切」のレベルは相当に高く設定してある。悪意はなくとも、その事務処理・会計処理が、ルール通りでなく「適切でない」と判断されれば、厳しい指摘を受け、場合によってはその補助金等に対して「返還命令」を受けることもある。ひゃあ〜。

 

たとえば、ある補助事業で、人を1名雇用したとしよう。その場合、確実にその期間雇用し、給与を適正に支払い、目的達成に向けた業務を日々着実に遂行していたことが明らかになるように、履歴書、職員名簿、雇用契約書、賃金台帳、総勘定元帳、出勤簿、業務日報…等を、付け合せし、再計算し、 内容・数字等を追っかけていく。賃金台帳ひとつ取っても、給与のほか、各種手当、社会保険の金額等も、細かくチェックされ、「Aという社員には時間外勤務手当が支払われているが、雇用契約の中には、通勤手当しか記載がない。この時間外手当の単価の根拠は?休日の出勤の場合の割増等は?」といった風に問い正される。ふはー。

 

 

今回、初めて検査を受けてみて、心底感心したのは、「彼らはプロである」ということだ w 当然、検査時間は限られるため、膨大な関係書類の全部に目を通すことなどできない。一部を抽出し、複数の書類を突合させて確認していく。それでも検査官がプロフェッショナルたる所以は、すばらしく「鼻が効く」のだ。事前にあれほど確認していた何冊もあるドッチファイルの、あるページのたったひとつの不備(でも重要な不備)を見つけてしまう。さらに、思いもよらない視点から「不適切性」を指摘されたりする。いやもうドキドキものである。

 

決して前向きな仕事ではない。新しく素敵な何かが生まれていることもない。なにせ検査するのは、すべて終わっている事業だから。

 

でも、それでも、とても大事な仕事である。無駄な支出を許さないのはもちろん、時には国の事業内容そのものを正すことすらある。彼らの存在が、業務に携わる全公務員のエリを正すことに繋がっている。特に今回、ぼくらを担当した検査官たちは、背筋がピンと伸びていて「凛」とした佇まいであった。静かに川の中に降りていき、上流から流れてくる様々な廃棄物や不純物から、その清流を守ろうとしている番人、のように感じた。

 

…ってここまで書いたけれど、今回は指摘がいっぱい(あーん)。うちのチームの処理が拙かったわけではないのだけれど、各関係機関を束ねる立場であるから、当面は会計検査院とのお付き合いが続くことになりそうである。うーん。厳しー。

 

 

[12.05.14]

・午前中、部長協議など。午後から会計検査。宿題が出て、夜は資料づくり。22:00。

[12.05.15]

・終日、会計検査。終了後、課題の整理。20:00。

[12.05.16]

・照会資料づくり。今後のスケジュール整理。都城地区の地連協のための資料。

・昼休みに「にし平」に向かっていたら、Tさんとバッタリ。ランチを一緒に。facebookの使い方など。

・息子が学校で倒れたらしい。成長期の子どもにある起立性調整障害の可能性だとか。元気なんだけどなあ。

 

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太陽の指輪(リング)

2012-05-13 (日)

NEWS 音楽

ドリームズ・カム・トゥルー。

 

ブレイク前に吉田美和の凄さに気がついた一人(って自慢している人は山ほどいるわけだけど w)として、デビューアルバムから熱心に聴いていて、一時期は相当なファンだった。吉田美和って、心の内側の「どろっ」とした部分を反転させた明るさというか、ホントは「いろいろグジグジしてんだけど、涙目で笑ってみせる」的な「痛々しい明るさ」みたいなものを勝手に感じてキュンキュンしていた。あのカエル顔に恋をしていたのかもしれない。たぶん。

 

そういえば、1度だけ宮崎にもライブに来たことがあって(1990年頃)、旧・宮崎市民会館の後ろの方で、仕事帰りのスーツ姿で、まわりほとんど女子で、それでも負けじと「Ring!Ring!Ring!」と絶叫したのを覚えているなあ〜 w

 

しかし、どういうわけか、繰り返し聴き続けている山下達郎やサザン等と違って、30代半ば頃からはドリカムを聴くことはほとんどなくなってしまった。なんでかな。結婚してしまったから「恋」の歌が響かなくなってしまったのか。よくわからないけど。

 

今日、FMから「時間旅行」という曲が流れてきた。2番目に好きなアルアム「WONDER 3」のラストの曲だ。繰り返し繰り返し聴いたハズだった。でも、こんなに時間を超越した歌だとは、全然気が付いてなかった。当時あまり素敵な恋をしてなかったんだろうか(泣)。

 

いやしかし、すげーな吉田美和。改めて、吉田美和は天才だと再認識したです。きっとこの曲に思い入れのあるカップル(いやご夫婦か)もいることだろう。その時がついにきたよ。5月21日。晴れたらいいね!

 

「時間旅行」 作詞:吉田美和 作曲:吉田美和

 

 Huw…風がふいて 緑の波(うみ)をつくりだす

 少し太陽が眩しいね あなたが笑った

 ひざの丈の 草達がなびいて

 

 あなたがいれば たわいないこんな時間も

 泣けてくる程 しあわせな気持ちになれる

 

 Huw…シャツの背中 風が抜けてはふくらんだ

 くすぐったそうに振り向いた あなたを観てたら

 すごくいいこと思いついた 聞いてね

 

 指輪をくれる? ひとつだけ 2012年の

 金環食まで待ってるから とびきりのやつを

 忘れないでね

 そうよ 太陽の指輪(リング)

 

 どうすれば伝えられる? こんな気持ちを

 どうしたら伝えられる? 愛してるって…

 

 あなたがいれば 泣けるほどしあわせになる

 風がふいてく 気の早い半ソデ通って

 

 あなたがいれば 泣けるほどしあわせになる

 風がふいてく 気の早い約束聞いて

 

 あなたがいれば 泣けるほどしあわせになる

 時を越えた 永遠を 信じたくなる

 

 〜longer than forever〜

 

 

[12.05.09]

・懇話会資料づくり。21:00。

[12.05.11]

・午前中、懇話会資料修正。日高、宮里、関。福岡事務所で荷物チェック。空き時間にロフトをウロウロ(見ただけ)。

・「鳥善」。商政・杉本、財政・平山、長谷川、福岡・川崎、花畠、坂本。「ブロッソ」。西鉄イン泊。

[12.05.12]

・ふるさと就職説明会。最終便で宮崎戻。

・KIGURUMI.BIZさんの引越祝に手ぶらで駆けつける(すいませんすいませんすいません)。おめでとうございます。

[12.05.13]

・家人は仕事へ。片付け・洗濯。子供らとイオンへ。母の日のギフトを。BODY SHOPで薔薇の香りのローション。サマーニット。
・家人の実家。自分の実家。靴屋が潰れていて親父の誕生日プレゼント(ウォーキングシューズにしようと思っていた)が買えず。すまぬ。

・2日遅れて、愚息の誕生会。

・「坂の上の坂/藤原和博(ポプラ社)」★★★。あまり新鮮味のない内容、というと失礼だが、全面的に共感し過ぎて新鮮味がないのだ。ここ数年、ぼくが考えていることがわかりやすく整理されているという身勝手な印象。良書。

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なんちゃってアウトドア、再び

2012-05-09 (水)

お買い上げ 家族家事家 旅・旅行

GWの前半、仕事に追われまくったことを反省し、後半戦は部下に仕事を押し付けまくって(鬼)、なんとか休む段取をつけた。「せっかくのGWなんだから、どこかへ泊まり行きたい!」という贅沢病の息子のリクエストに応えるべく、ネットで九州中の宿を検索してみたが、ほとんど満室で、超高級ホテルぐらいしか空いていない。そりゃそうだわな。直前過ぎる。…困った。日帰りで遊園地(城島高原とかグリーンランドとか)という手もあるが、リクエストは「泊まり」である。はて。

 

結局、彼の意向を最大限尊重し、テントを買ってきて、ベランダで「泊ま」ってもらうことにした。「どこかで泊まる」ことには違いない。そんな大人の企みに気づかず、本人、大喜び。よかったアホで。

 

早速「スポーツオーソリティ」へ。ちょうどのタイミングで「テントのつくり方・畳み方」という講座をやっていたので、それを見学し、実演されたそのテントを購入した w。大人5人が寝れる大きさで、1張 ¥12,800也。1人当たり¥2,560。ホテルに泊まったと思ったらなんと安いことか! 単価だけ考えると「1泊使い捨て」でもいいぐらいだ(捨てないけど)。調子に乗って、テント内部に敷くマットや、シェラフ、テント内でも使えるLEDランタン等も購入した。それでも3万円ちょっとである。うふ。

 

帰宅後、さっそくベランダでテントを組み立てて、息子と娘1号はベランダに1泊した。それだけなのに、翌日の子どもたちの満足度は高かった。

 

「ならば!」と、調子にのって、そのまま県西部のキャンプ場に出かけ、今度は家族全員で1泊してきた。このGWど真ん中に全然ガラガラだったキャンプ場の経営問題はさておき、高原の上で食べるカレーは格別に旨かったし、夜空は近かったし(スーパームーン!)、朝は野鳥の声で心地よく目覚めたし、いやあ楽しかった。

 

テントを買っただけで、都合3日間も楽しめた。ガソリン代、食事代等、あらゆる出費を積み上げても、1人1万円かかってない。安いなあ~。

 

すっかり忘れていたけれど、独身時代は、ちょこちょこと野外活動に出かけていた。友達同士でキャンプに行ったり、借りてきたカヌーで川下りしたりしてた。愛車パジェロにテントを積んで、みちのく一人旅2週間とかもやったな。とはいえ、全然本格的じゃなかった。料理は毎度BBQかカレーだし、釣りとかトレッキングといった王道的な何かをするわけではない。ただ野外で「だらり〜ん」としてくるだけの「なんちゃってアウトドア」。それはそれで十分に楽しいものである。

 

今回のGWでその「のんびりだらりんこ」な楽しさを思い出した。アウトドア熱、再燃かも。

 

[12.05.01]

・森さんの辞令交付。KITENへ挨拶。会検準備。C課へ催促。宮崎市と小林市の分を説明。特別委員会資料作成。

・思い切って、余計なお世話をひとつ。

[12.05.02]

・会検準備。諸塚、県警、串間、新富、延岡。

・銀を囲む会。紫、三、黒。暴言城。2時まで。

[12.05.03]

・二日酔い。イオンで家族と合流。キャンプ道具購入。

・いとこ会。彰一、ヒロ。「一郎」「hana」「織田薪」。

[12.05.04]

・朝からもろもろ準備してキャンプへGO。小林「豊味うどん」でランチ。

・グリーンパークえびの(コカコーラ工場)見学。子どもら、案の定、コーラファンにw

・矢岳高原ベルトンオートキャンプ場。風がすごい。子どもら元気。新型テントすごい。

[12.05.05]

・鳥の声とともに6時起床。ホットサンドの朝食旨し。

・京町温泉「十兵衛の湯」。「さんまるこ亭」でランチ。

・帰宅後は道具の片付けやら洗濯やら。夜はご飯+味噌汁のシンプル飯で。

[12.05.06]

・午前中出勤。9-12。イオンでGWキャンペーンの応募。「神宮屋勘助」でランチ。

・子どもらとだらだら。早めの夕食はベランダBBQ。

[12.05.07]

・会検準備。23年度決算チェック、人材育成事業1件、基金事業2件。23:30

・夜中に娘2号が何度も大泣き。発熱した模様。

[12.05.08]

・どうにも介護者が見つからずやむなく年休。娘2号と1日。友絵先生。

・「絶対味覚/川越達也(主婦の友社)」★★★★。意外に!面白かった。川越さんとは何度もお会いしているが、彼らしい、ちょっと毒もありつつ優しさにあふれた、経営感覚もありつつ、思いもこもった本になっている。第5章なんて、ホントは書かなくていいのに。そこが彼らしさ。

・夕方から出勤。ミスド持参。23:00。

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心をもち、そして猛烈に恋してみる

2012-05-01 (火)

デザイン 自治体コラボ 読書

「アップルのデザイン/日経デザイン」を読んでいたら、1998年にスティーブ・ジョブズが社員に向けて書いた文章が出てきた。もう10年以上前に書かれたというのに、ほとんど色あせていない。なんと本質を突いた言葉なのだろう。

 

 世界中から最大級の賛辞を浴びている企業には、

 共通していることが1つある。

 ー 彼らは何かを象徴する存在だということだ。

 

 世界は変わり、マーケットは変わる。

 そして彼らの商品もまた、変わる。

 だがその核となる理念だけは、変わらない。

 

 ディズニーやソニー、ナイキのように、

 アップルもまた世界中の人々から愛され、

 尊敬を受けている企業だ。

 

 なぜ愛されるのか、

 それは私たちが「心(soul)」を持っているからだろう。(以下略)

 

 

残念ながら、唯一色あせてしまったのは「ソニー」のくだり(涙)。ぼくがあれほど愛したソニーは、数年前から「心」を失ったかに見える。それでも、ディズニー、ナイキ、そしてアップルの今の有り様が、「心」を持ち続けていれば、商品が変わっても愛されることを証明している。それは自治体であっても同じことではないか。

 

*************

 

自治体の担当者が「心」を持つということは、つまりは「地元を思う」ということだ。そんなの当たり前、と思うなかれ。意外と「ちゃんと思う」ことができない職員は多いものだ。

 

理由はいろいろとあるだろうが、ひとつには「地元を知っている」という思い込みがある思う。本当はそこに「いる」だけなのかもしれないのに、時間の積み重ねが「知っている」と思い込ませてしまう。たとえば、雇用対策という仕事をしていたとしよう。職業安定所の人や、経済団体や、労働団体の人たちとお付き合いをする。いろいろな話をする。すると、「ああぼくは雇用というテーマについてはよく知っている」と思ってしまう。

 

でもね、当然だけれども、仕事で繋がりのある人だけが「地元の人」なのではない。むしろごく一部の人でしかない。つまりは自治体の「中の人」だからと言って、本当にその地元を知っているかどうは別問題で、頭でっかちになって「知っているつもり」であることも多いのだ。

 

このように「知っているつもり」にならないためには、いろいろな現場に出ていくしかない。直接、「地元の人」の中に出ていき、「地元の人」たちと交流する。職業や立場や年齢に関係なく、現場を共有する。あるいは、現場に触れ、食べ、遊ぶ。それは仕事を通じてだけでなく、地区の活動や子どもの学校活動、あるいは趣味の世界でも何でもいい。とにかく会う・話す・語る・見る・使う・食べる・さらに呑む(笑)。そういう現場の日々の積み重ねが、「地元」というものに対する知識なり経験なりをより深め、またより広い世界へと導くのだ。

 

…ここまでやって、ようやく「自治体の担当者」としての資質、つまりは「中の人」として「外の人」と対峙するための資質が整うのだと思う。闇雲に「思う」だけではなく、肌感覚として、自分自身が地元人としての最大公約数だったり、最小公倍数を身につける。その上で、「だからこそ、こうあって欲しい我が地元」を思い描く。それこそが自治体担当者としての「心」ではなかろうか。

 

そんな「心」が持てれば、あとは「外の人」と猛烈に恋をしてみればよい。受け身ではない、むしろ捨て身の恋を(つづく)。

 

 

[12.04.30]

・朝から仕事へ。8:30-17:30。ランチは「詩季」へ。

・「アップルのデザイン/日経デザイン(日経BP社)」★★★★。

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ジャクソン・ポロックと大友克洋

2012-04-30 (月)

アートなど

最近、週に1~2回しか更新しないことが多いので、日々の思いがポロポロとこぼれ落ちている気がする。ただでさえ記憶力が悪いのだから、せめて脳からアウトプットして外部サーバー(つまりココ)に保管しておかないとな。

 

先週、自腹で東京に行った際、できるだけその投資額を回収すべく(せこい)、短い時間をつかって2つの展覧会を見に行った。

 

ひとつ目は「ジャクソン・ポロック展」東京国立近代美術館。

 

ジャクソン・ポロックといえば、全盛期のアクションペインティングが有名だが、画集のような小さな画面でしか見たことないので、「インクがでたらめに飛び散った絵的なもの」といった印象だった。それでも「飛び散り方」はとても素敵で、よくもまあこんなにバランスよく散らせたものよ、と思ったものだった www

 

生誕100年を記念したこの回顧展は、このインクを垂らす手法(ポーリング)に辿り着くまでの課程が面白かった。ピカソ的なキュービズムあり、インディアン的な砂絵あり。「くそ!ピカソが全部やっちまった」と嘆いたというくだりが、作品からもしみじみ伝わってくる。

 

そうして辿り着いた全盛期のポーリングの絵は、いや絵というか面というか、得たいのしれない「世界そのもの」が目の前に現れたような錯覚を覚えた。画面全体で「場」を作り出しているような感じ。個人的には200億円の値がついたと言われる「インディアンレッド血の壁画」よりも、小品ながら色合いと線のバランスが素晴らしい「No.11」が印象的だった。この絵の目の前に座ることができたら、半日眺めていられそうだった。あまりに気に入ったものだから、いったん出口まで行ったのを逆走してもう1度見たほど。いつか大金持ちになったらこれを買おう w

 

 

もうひとつは「大友克洋GENGA展」3331 ARTS CHIYODA。

 

高校生のときに「童夢」を読んで以来、かなり熱心なファンである。漫画の単行本はもちろん、画集も持っている。大友作品は、絵の緻密さ、大胆なアングル、独自の浮遊感など、とにかく「絵」の説得力が図抜けているので、荒唐無稽な話であっても、相当なリアリティをもって読者に迫ってくる。初期のアメリカンニューシネマ的な俗っぽい作品も好きだし、「童夢」「AKIRA」といったサイバーパンクな作品もぐっとくる。

 

とはいえ、正直、「原画」をそれほど見たい、という思ってたわけではなかった。何しろ繰り返し読み、穴があくほど見入った漫画たちである。おおよそ「原画」のイメージもある。それを確認してもしょうがないかなー、ぐらいの気持ちだった。ところが、実際に見た「原画」は、とんでもないものだった。何が凄いって、「原画」であるから、線の緻密さや、ペン先・筆先の息づかいが目の前にあるのである。線の緻密さ、と簡単に書いたが、緻密、という言葉がものすごく「大ざっぱ」に感じられるほど、本当に、緻かく密、なのである。

 

特に単行本の表紙やポスターなどに使われたカラーの原稿は凄まじい。筆先に全神経を集中させて、息を止め、0.01mm単位の線を引いている。べったりの塗ってある「地」の部分ですら、細心の注意を払って描かれているのが伝わってくる。見ているこちら側まで息を止めてしまうほど。

 

とにかく圧倒された。大友克洋恐るべし。今月厳しいのに、また画集を買ってしまうです。

 

誰でも描いていいラクガキコーナーにいろんな漫画家さんたちもラクガキ。かわうそくん www

 

[12.04.29]

・朝から仕事。8:30-20:00。

・ランチで外に出たあと、宮崎国際ストリート音楽祭を覗きに。小1時間ほど。唯一の家族サービス。キナコとかみやざき犬とか頑張ってた(嬉)。

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チーム「for MIYAZAKI」

2012-04-29 (日)

仕事 友人知人 宮崎県

なんと言ったら良いのだろう。それなりに長い県職員生活のなかでも、最上級に嬉しい夜だった。4月25日、うちうちで「ドクターヘリの就航を祝う会」が開かれ、ぼくを含めた「過去の担当者」たちもお招きいただいたのだった。

 

ドクヘリ活動の主役であるフライトドクター、フライトナース、そして救命救急センターのナースたちはもちろん、宮崎大学からは、学長、附属病院長、医学部長らが、県からは、知事、部長、次長が出席、さらにシンポジウムで来県された國松理事長、現場トレーニングに尽力いただいているミスタードクヘリこと松本尚先生も、ゲストとして参加。これ以上ない華やかなメンバーが揃っての会だった。

 

そして幹事を務めたのは、わが友・金丸ドクターである。会の冒頭で、彼が言った言葉がこの日のすべてだった。

 

今夜は夢を語りましょう

 

近年、医療の現場は、とても厳しい。患者からの要望が高まる一方で、専門化・細分化が進んで、圧倒的な医師不足の状況となっている。なかでも救急分野は、激務もあってなり手が少なく、崩壊の危機が続いている。今そこに、ドクターヘリという、小さな、でも力強い希望のホノオが灯ろうとしているのだ。ここから、宮崎の救急医療が、そして地域医療全体が変わっていくかもしれない。激務を自ら望んで引き受け、県民の命を守ろうという高い理想をもった医師、看護師が増えていくかもしれない。…そんな熱い夢を語る夜であった。

 

ぼくが医療担当をしていた3年間で、壮大な夢を語る医師が2人だけいた。そのひとりがドクヘリの夢を語る金丸医師であり、もうひとりが周産期医療の夢を語る池ノ上宮崎大学付属病院長(当時は産科教授)だった。

 

医療の現場では、医師たちはなかなか夢を語らない。「現実は甘くない」「理想を語れる状況じゃない」。そういう医師が圧倒的に多い中、この2人だけは、いつも「こうしたいんだ」「やればできるんだ」と熱く語っていた。宮崎大学に池ノ上病院長がいるときに、金丸医師が帰ってきた。宮崎県民にとって、本当にラッキーなことだったと思う。

 

もうひとつ。若くして鬼籍に入られた先輩・吉田拓夫さんのことも書き加えておく。ほんの2年前は、宮崎にドクヘリを導入するというのは、まったくリアリティのない話だった。救急医は慢性的に不足している。ハードもまったくない。莫大な予算とたくさんのスタッフを必要とするドクターヘリは、夢のまた夢だった。

 

しかし、拓夫さんは「宮崎の医療を再生するために、ドクターヘリの導入は不可欠」という思いで関係者を熱心に口説いて回っていた。その熱意に唯一人、応えてくれたのが、池ノ上病院長だったのだ。まったくの「ゼロの状態」で「夢にかける」のは、たぶん池ノ上病院長でなければ無理だったろう。その決意が金丸医師を宮崎に呼び戻すことに繋がり、ドクヘリ導入への挑戦が始まったのだった(その後、菅沼学長や迫田医学部長という、力強い応援隊を得たことも大きかったな)。

 

聞くところによると、4月18日の運航開始式が終わったあと、池ノ上病院長と金丸医師は、拓夫さんのお墓に報告に行かれたのだという。みな思いは同じだったのだ。

 

夢をもたなきゃね。夢を語らなきゃね。すべては夢から始まるのだ。

 

 

※会の最後に、救急センターのスタッフから、来賓へサプライズプレゼントがあった。それは、名前入りのフライトユニフォーム。

(左から迫田医学部長、國松理事長、河野知事、菅沼学長、池ノ上病院長)

 

背中にはもちろん「for MIYAZAI」

 

[12.04.25]

・議会用資料づくり。

・お祝いの会「ベル・エポック」。2次会「TIME」。松本先生、落合教授、金丸医師、長倉、長友、前田。「コードブルー」のウラ話など。長倉と2人で「hana」。

[12.04.26]

・常任委員会。質問の半分はうち。

・ソレイユ保護者会。息子のつくった鍋を食ってから参加。

[12.04.27]

・延岡出張。総務商工センター、ヤングJOB、ハローワーク延岡、プラザ、九州保健福祉大学。ランチ「松乃寿司」でオリエンタルチキン南蛮。

・会検準備20:00。

[12.04.28]

・GWだというのに通常出勤。チーム全員で会検準備。書類チェックを永遠と。ランチ「アンダーバー」。街市を少しだけ覗いたら、抽選で新茶(特等)と出汁巻き玉子が当たった。ラッキー。8:00-22:00。

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ノンジョルノ みやざき

2012-04-25 (水)

NEWS 宮崎県 食・食材

日曜日。渋谷にある「DIVERTA」というイタリアン料理の店に、宮崎県にゆかりのある人たちが大勢集まってきた。

 

題して「ノンジョルノ みやざき 2012」。

 

イベントの詳細は、以下に幹事である中原シェフ(みやざき大使!)の言葉をコピペしておくので参照されたし。ぼくはこのためだけに自腹で宮崎から参加して(というのを自慢しようと思っていたのに、同じように自腹で駆けつけた宮崎人がたくさんいたってどういうことよ!…ということはさておいて…)、深い感動を覚えたですよ。「金儲け」とか「虚栄心」とかそんなの全然関係なしに、「宮崎大好き!」という気持ちだけでこれほどの人が動くのかと。そして、その気持が共有できる空間があることが、なんて心地よいのかと。

 

もちろん、ビジネスはビジネスとして、結果がでることは重要。今回、参加した人・企業が、このイベントをキッカケに新たな商談がまとまったり、次のステージに進むことができたりしたら最高だ。けれど、その大前提としてやはり「宮崎大好き!」な気持ちだけは、最優先であって欲しい。共有し続けたい。そうしたら、来年のノンジョルノもさらにグレードアップするんじゃなかろうか。これもまた「」のひとつのカタチだよなあ。さあ、みんなでノンジョルノ〜☆

 

***********

 

「ノンジョルノみやざきINディベルタ」でのご協力頂きました企業様に改めましてお礼を申し上げます。
(順不同)
株式会社ゴローズ・プロダクツ
有限会社ダイワファーム
株式会社ハツトリー
有限会社都農ワイン
藤本畜産株式会社
株式会社宮崎活魚センター
株式会社やひろ丸
宮崎ひでじビール株式会社
カレー倶楽部ルウ
株式会ミヤチク
茸蔵
本田農機
わそう農園
株式会社アグリメイト上水
株式会社岡崎鶏卵
もろっこはうす
OTENBar
霧島酒造株式会社
株式会社エー・ピーカンパニー
下宮園浩市
株式会社eatmeet
みすみ屋本店
gritzdesigninc
有限会社GUN
ヤマエ食品工業株式会社
株式会社プレミアムダイニング
NPO五ヶ瀬自然学校
宮崎県都農町観光協会
宮崎県東京事務所
宮崎県
(全30企業 自治体含む)

重ね、出演者様にお礼申し上げます。
(順不同)
三味線 本田利弘
DJ 寺本りえ子
DJ TOKO
DJ 熊本浩志
ラッパー 廣島健光
歌手 永山夏希
歌手 香蓮
ゆるキャラマスコット みやざき犬「かぁ」君(性別不明)

MC  宮田理恵

全ての人、企業様、そして宮崎を愛する参加者により大成功に終わり渋谷に宮崎を作りあげることが出来ました。次は東京ドームかは分かりませんが必ず開催したいと思います。
東北への義援金は全てのTシャツが完売した時点でまた合計金額を発表いたします。残り30枚は今日、宮崎に旅たち「おいらん道中」の鳥山さんに託す事になりました。
宮崎の皆様、愛の手のご協力お願いいたします。

最後になりましたが、今回このような素晴らしい会が夢話では無く実現したことは大きな自信になりました。
人の絆があれば出来ない事は無いと皆さんも確信出来たのではないかと思います。宮崎が変われた様に日本も変われるはずです! 一人一人が助け合い前を向いて共に進んで行きましょう。ノンジョルノスピリッツで!!

皆様、本当に有難う御座いました。心から感謝致します。
寛大な心で見守って下さった河野宮崎県知事にお礼申し上げます。

「ノンジョルノみやざき2012INディベルタ」実行委員会 幹事
中原弘光

 

 

[12.04.20]

・委員会資料。出張準備。

・課歓迎会。「Dining 八」。「TuTi」。「hana」。ストーカーK野さんと。途中から福ちゃんも。

[12.04.21]

・家人が仕事なので終日子供らと。歯医者(息子、娘1号)>TSUTAYA(返却のみ)>ランチ「たぬき茶屋」>「ブラザー理容」たのっぺ不在>娘1号音楽教室>帰宅。夕食は「おどり寿司」。うーん。

[12.04.22]

・子供らをジジババに預けたのち、9:55便で東京へ。

・機内で「完全なる首長竜の日/乾緑郎(宝島社文庫)」★★★★。読んでいるうちに自分のリアリティに懐疑的になっていく。乗り継ぎの関係で日本橋。ついつい高島屋に寄ってみた。懐かしい。

・「ジャクソン・ポロック展」東京国立近代美術館★★★★★。徐々に尖っていく過程が面白い。そして全盛期の弾けっぷりといったら。激しく感動。

・ホテルで小1時間仮眠後、ノンジョルノ2012 in DEVELTA。

[12.04.23]

・代休。K女史と「Au Temps Jadis」。ガレットとクレープと。旨し。

・「大友克洋GENGA展」3331 ARTS CHIYODA★★★★★。圧倒的な描写力。どれだけ繊細なんだ。どれだけ大胆なんだ。凄すぎる。

・15:55ソラシド便で宮崎。娘2号の迎え。夕食の準備(焼き魚)。

[12.04.24]

・決裁の山を片付けて、都城へ。就職相談支援センター・ハローワーク・市役所で打合せ。ランチ「カレー倶楽部ルウ」。

・家人出張中。なんとか通常ペースの夜。

 

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キャリアのVSOP〜担当者とは何か

2012-04-19 (木)

自治体コラボ

宮崎の春は短い。ついこの間までコートを着ていたのに、あっという間に半袖になる。でも、今年はなんだか春が長いな。じわじわと暖かさがやってきて、じわじわと暑さへと変わろうとしている。毎年GWは、「暑い!」と叫んでいる気がするのだけれど、今年はどうだろう。

 

 

数日前の「ちきりんの日記」で、キャリアのVSOPという話が載っていた。「キャリアアップの考え方」をブランデーの等級に合わせてまとめたものだ。

・V(20代はバラエティ)〜自分の向き不向きは別として、多彩な経験を積むこと。

・S(30代はスペシャリティ)〜自らの専門性を見極め、深めていくこと。

・O(40代はオリジナリティ)〜専門性のなかから、自分から何かを生み出していくこと。

・P(50代はパーソナリティ)〜専門性は若い世代に任せ、人間性を高めること。

 

いやあ、よくできてる。自分にもよく当てはまると思う。ま、時期だけは、5年ぐらい遅れてる気もするけどw

 

実際、40代半ば頃から、ようやく自分なりの専門性について自信をもてるようになってきた。つまりは、「行政という枠組みの『中の人』でありつつ、幅広い『外の人』との交流を通して、特定のプロジェクトにおいて確実に成果をだしていくプロフェッショナル」みたいな感じかな(<わかりにくいよ)。そして、今は、この専門性を活かして、新しい「何か」を生み出していく時期なんだろうと思う。

 

そんな流れの中で「自治体コラボにおける担当者とは何か」を考えてみる。

 

********************

 

「企業」と「自治体」が「恋」をするには、まず「担当者」同士が「恋」に落ちなくてはいけない、と書いた。「企業」の担当者が「自治体」の「何か」に惚れる。同じく「自治体」の担当者が「企業」の「何か」に惚れる。そして「恋」に落ちる。ここまでは擬人的に「惚れる」「恋に落ちる」と書いてきたが、担当者同士の「恋」は、たとえ話でなく、本当に相手に惚れることが必要だ。

 

きっかけは、「企業」の「何か」、あるいは「自治体」の「何か」である。あくまで「何か」に魅力がある。しかし、そこからコラボに発展するには、人と人が惚れ合わなくてはいけない。担当者同士が惚れ合って初めて、「自治体コラボ」はスタート台に立つことができる。

 

コラボレーションは、組織の成り立ちも、文化や風土も、異なる者同士が、手に手をとりあって「協働」しようとするものだから、そもそもが簡単ではない。かなりハードルが高い仕事だ。

 

担当者は、それぞれの組織の中で、いろいろな意見を交通整理し、内部、そして相手方との調整をしていく必要がある。組織内部だけでも大変なのに、外部組織との調整はもっと大変である。ぼくの経験上で言えば、年齢にして30代前半〜40代前半ぐらい、組織の「まんなかあたり」の担当者がもっともうまく進む頃合いだと思っている。

 

あまりに若すぎる担当者であれば、経験不足もあり、組織内での立ち振る舞い方がわからないかもしれない。いわんや相手方をや。また、上席すぎる担当者だと、経験則がかえって障害となり、硬直的な発想になったり、新しいチャレンジに躊躇してしまうかもしれない。だから「まんなかあたり」。もっと言えば、少し「若い方」寄りぐらい。そういうある程度の経験値があって内部調整ができ、また若さ故の「ほとばしる情熱」をもった担当者が、それぞれの組織にいて、ようやくこのヘビイなプロジェクトを前へと進めることができるのだと思う。

 

実は、前述の「VSOP理論」でも同じことを言っている。「まんなかあたり」、すなわち、専門性(S)はある程度蓄積されつつあり、その専門性を自分の中に消化した上で、独自性(O)を正に打ち出さんとする年代。そういう担当者こそが、「自治体コラボ」にふさわしい。ではそんな「まんなかあたり」の担当者同士の「恋」。「恋物語」はどうやって始まっていくのだろう(つづく)。

 

[12.04.18]

・娘2号。今日は西都へ。都城日程。「地産地消」関連連絡会議。

[12.04.19]

・娘2号。今日も西都へ。延岡日程。ア課長から質問責め。農業大学校へ。「小丸新茶屋」でランチ。100kmリレーマラソン入金。

・大宮高校文化情報科研修へ。聞いているだけで楽しい。優秀な子たちだ。いずれ宮崎の為に。

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自治体と企業の恋とは何か

2012-04-17 (火)

自治体コラボ 食・食材

娘2号が熱を出してしまい、途端にいろいろなスケジュールが狂ってしまった。

 

ジジババがヒマなら面倒を見てもらうところだが、タイミングが合わないと仕事を休まざるを得ない。むむむ。そういえば、3歳ぐらいまでは、こうやってちょくちょく休みを取っていたなあと思い出した。息子が生まれた10年前と比べると、ぼく自身の仕事力が随分とアップしているから、業務へ影響を最小限にやり繰りできる、はず。…とはいえ、ここのところ2週間に1度の発熱。季節の変わり目だからかな。はよう元気になっとくれ。

 

*********

 

さて。「企業と自治体が恋をする」というお話の続きである。簡単に言えばお互いに「惚れる」ことが「恋」である。一方通行はただの「片思い」。両者が「惚れ合って」こそ「恋」となる。企業と自治体の「恋」とは何なのか。ではここで、わかりやすい例を出してみよう。

 

宮崎県の特産品に「マンゴー」がある。県のブランド品目である「完熟マンゴー・太陽のたまご」は、糖度15度以上、大きさも2L以上と、品質保証されているため、1個1万円以上するものも珍しくない。東国原知事時代に、芸能界仲間の方々が随分PRしていただき、一気に全国区となった(それまでも業界では高い評価だったが、この数年で一般の方まで浸透した。感謝)。おかげさまで、実は生産量としては、沖縄県に次ぐ第2位でありながら、全国的に「マンゴーといえば宮崎」というイメージを持ってもらっていると思う。

 

この宮崎マンゴーの品質やブランド力に、高級果実専門のAという企業が「惚れた」とする。また同じく、宮崎県も、Aという企業のブランド力・販売力に「惚れた」とする。…ここに「恋」が芽生えるのだ。「いやいやそれは『恋』でなくて単なるビジネスだろう」と思うかもしれない。でもこれがビジネスなら単純な売買で話は終わってしまう。市場を介して売買されて終わりだ。

 

ここで言う「惚れる」というのは、売買以前の問題なのだ。つまり、A社はこう思うのだ。「太陽のたまごは、他のマンゴーとは全然別格だ。香りは濃厚でありながら、繊細な食感と味わいが口の中に広がる・トロける。いやはやホントに美味しい。これは何としてもうちの店舗で売りたい!うちの顧客に食べさせたい。あっと言わせたい。感動させたい。」

 

また、宮崎県もこう思う。「あの都内の一等地でキラキラと輝く美しい店舗の、まるで宝石が並んでいるようなショーケースの一番いいポジションに、うちの美味しい美味しいマンゴーを置いてみたい。そして、A社の顧客であるスーパーグルメなヒルズ族(←少し古いお金持ちのイメージ)を唸らせたい!」

 

これが「恋」でなくてなんであろう。

 

こうして熱い「恋」に落ちたら、両者ともに単なる売買で終わるハズがない。両者が、ひとつのモノを媒介として「恋」をしているわけだから、「売る」という共通目的に対する思い入れが全然違ってくる。お互いを強くリスペクトすることで、より顧客満足度の高い「商品開発」「販売戦略」「広報戦略」に繋がっていく。

 

「太陽のたまごをどうやったら一番美味しく食べられるか」

「カットの仕方を工夫してみようか」

「店頭でのディスプレイもより魅力的にしたい」

「広報は両者がもつチャンネルをつかって倍の規模で展開しよう」

「いっそメディアを呼んで社長と知事でPRしてはどうか」…。

 

次々に新しいアイデアがわいてくるハズだ。それが、コラボレーションであり、自治体コラボなのである。

 

とはいえ、企業と自治体の組織全体が「恋」をするのは、なかなかハードルが高い。企業は企業でも大企業だったり、自治体も県だったりすると、どうしても組織内の調整が出てくる。先の例でいえば、A社の内部からはこんな異論が出てくるかもしれない。「宮崎のマンゴー?品質は高いかもしれないが、その分値段も高い。いくらうちの顧客が高所得層とはいえ、限界があるだろう」「別に市場から買ってくればよいだろう。自治体と調整なんて手続きがめんどくさそうじゃないか。」

 

一方の宮崎県側からも異論が噴出するかもしれない。「なぜ特定の一企業とだけ組むのだ。公平性を欠くんじゃないか。」「品質管理さえしておけば売れるのだ。知名度があがった今、無理なPRは不要だ。」「高級かもしれないが販売量は知れている。もっとたくさん売ってくれる企業と組むべきでは。」などなど。

 

つまり。実は企業と自治体が「恋」をする前提として、社内調整、庁内調整を率先して行う「担当者」が必要となる。つまりは、この「担当者」同士が、深く「恋」に落ちなければならないのだ(つづく)。

<berry cafe マンゴータルト>

 

[12.04.12]

・AP打合せ(繋ぎだけ)。委託事業の按分を部長協議。室内打合せ。

・アピールと協会とじゅんじゅんと。「塚田農場」「砂の薔薇」「hana」。

[12.04.13]

・朝の便で東京へ。ランチ「七蔵」。TJにて打合せ。「bistrot ivienne」。ほどよくカジュアルな感じがグッド。K女史と。いろいろ語れて良かった。

[12.04.14]

・ふるさと就職説明会。参加者が少ない。対策をば。

・「しろたえ」のシューとチーズケーキを。娘2号発熱。

[12.04.15]

・午前中、娘1号の参観日。帰宅して家人と交替。2号、ずっと9度越。辛そう。

・「ヒミズ 1-4/古谷実(講談社)」★★★★。先に園子温の映画を見たため、少しそちらに引きずられつつ読む。映画版よりシュールで切迫感が強い。映画版は震災映画になっちゃった(惜しい)けれど、まさにヒミズ(日見ず)な物語として刺さる。

[12.04.16]

・娘2号、熱下がらず。やむなく午前中年休。午後にババにタッチ。財政主幹ヒア。山のような決裁など。

・「『当事者』の時代/佐々木俊尚(光文社新書)」★★★★★。やや取っつきにくく、丁寧すぎてくどい部分もあるけれど、著者渾身の作。最新のメディア論を書いてきた著者が日本人論へとその領域を広げている。終章に結実する「マイノリティ憑依」論は感動的ですらある。

[12.04.17]

・娘2号、まだまだ熱下がらず。ジジババ登場。評価シート作成。労働局との定例会議。

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自治体コラボ

2012-04-12 (木)

自治体コラボ

雇用、というものについて考える毎日だ。知っておくべきこと、覚えておくべきことが多く、まだまだ「立ち位置」も「攻めるべきポイント」も何も見えてこない。そもそも雇用対策って、でかすぎるんだなテーマとして。極論を言えば、「雇用」と「安全」が確保されたら、行政の仕事は8割方終わったも同然じゃないかと思う。

 

個別の特命事項が続いたこの10年間は、新しい所属に赴任すると「とりあえずやってみる」ことからすべてが始まったものだが、ここではそのような経験則は活かせないようだ。まずは全体を知らないと向かうべき「前」がどちらかもわからない。勉強勉強の毎日が続く。

 

それはそれとしつつ。前職・アピールにいた4年間で学んだことを、これから少しずつ書きとめていこうと思っている。とりあえず自分メモ的に。今振り返ると、とても小さなキッカケから、結構大きなビジネスに繋がったことがたくさんある。それは単なるラッキーだけではなく、ある種の「テクニック」があったような気がする。あるいは「法則」のようなものかもしれない。そのあたりを一度自分の中からアウトプットし、交通整理をすると、ひょっとしたら何か意味があるものが出現してくるのかもしれない。…してこないのかもしれないけれど。

 

仕事ではなく、一個人のメモとして、「とりあえずやってみる」こととする。

 

 

「自治体コラボ」。まあ、ぼくの造語なんだけれど、みやざきアピール課でやってきた仕事の大半は、この「自治体コラボ」だったと思う。「自治体コラボ」とは、民間企業と自治体とのコラボレーション(協働)で行う、たとえばプロモーションやイベント、といった意味だ。

 

自治体側から見ると、「対・企業とのコラボ」であるから「企業コラボ」という言い方もあるだろう。でも、ぼくは自治体の職員ではあるけれども、いつも企業に対して「宮崎(つまりは自治体)とコラボしましょうよ」という提案をしてきた。自治体側が、企業の立場に立ってモノゴトを考えるべきだと思ってきた。だから企業目線での「自治体コラボ」という言葉の方がしっくりくるのだ。

 

また、あくまでも「コラボ」であるからして、自治体が一方的に予算を持ちだして行うキャンペーンとは違う。企業と自治体が手を組んで、一緒に、協力して、予算も人も出しあって行うキャンペーンだったりイベントだったりプロモーションだったり、でなくてはならない。

 

企業が自治体にお金を出すーー何のために。もちろんビジネスのためだ。利益をあげるためだ。そこがうまく噛みあうことが大前提にある。

 

自治体は、自分のところの産品を売りたいと思っている。そこに、地方のものを使って商売がしたいという企業がいたらどうだろう。向かうべきベクトルはまったく一致しているではないか。

 

ぼくは「自治体コラボ」は「恋」と同じようなものだと思っている。企業と自治体が恋をしたとき、新しいビジネスが生まれるのだ。(つづく)

 

[12.04.09]

・塚田案件打合せ。委員会資料。

[12.04.10]

・政策評価資料づくり。若者支援割振り打合せ。

・「SRサイタマノラッパー」★★★。普通に面白い。ラッパーほどの感情移入はできないけれど。脚本が残念。

・志の輔らくご「はんどたおる」「死神」。

[12.04.11]

・工程表資料づくり。面接。懇話会打合せ。

・定時退社、娘2号の迎え、晩ご飯の用意。

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